「アヴニール・エローズ」編集部より

有名作品に関わる2人ということで、おなじみの人にはおなじみなのではないでしょうか。

王道ファンタジーとしても異世界ファンタジーとしても紡ぐことのできる
アヴニールという世界が、さまざまなファンタジー系シナリオを手掛ける著者と、
さまざまなファンタジー世界を絵で表現してきた山田孝太郎さんの手によって、
堂々と描かれました。

ダークファンタジーからライトノベルまで幅広くファンタジーを好む著者が、書きたいものと世に出すべきものとの間で出した答えが、このアヴニールという世界。

転生した先は、実は現実の世界だった…。
いまや溢れている異世界転生を逆手にとり、“アンチテーゼ”を掲げます。

中世の世界を描きつつも、そこにあるのは現代日本が抱えるような苦悩。
異世界転生とはいったい、なんなのか。
それでもこの世界に暮らすしかない彼らは、与えられた試練を乗り越え、成長していきます。

そんな世界を彩るのが、山田さんのキャラクターとイラスト。
伝えたい雰囲気を汲み取ったビジュアル、
けれど現代的で魅力的なキャラクターデザイン。
空と大地と、漂う空気感。
どこか哀愁すら感じられる、絶妙な世界を表現してくれました。

異世界ファンタジーを好む方には、新鮮かもしれないし、異質かもしれない。
王道ファンタジーに親しんできた方には、邪道かもしれないし、発見かもしれない。

主人公トーリたちの物語を楽しみつつ、
もしかすると現実世界における、何かの気づきになれば幸いです。