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ユーリス(「ファイアーエムブレム」シリーズより)【任天堂図鑑】

闇の世界を生きる美少年、義理人情に篤い頭領!『ファイアーエムブレム 風花雪月』の追加コンテンツで灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)のリーダー的存在として登場し活躍した、ユーリスを紹介します。

[ハード略称] Nintendo Switch=Switch、スマートフォン向けアプリ=アプリ

プロフィール/基本情報

フルネームはユーリス=ルクレール
ガルグ=マク大修道院の地下に存在する集落「アビス」の住人であり、そこに住まう若者たちで構成された「灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)」のリーダー的存在です。
貧民街で街娼の子として生まれましたが、世間離れした美しい容姿と持ち前の計算高さによって裏社会を生き抜いて地位を得た後、「ファーガス神聖王国」の貴族・ローベ伯爵に見出され養子となりました。数年前まで、士官学校の「青獅子の学級」に所属していましたが、騒動を起こしたことで除籍処分となり、現在はアビスに隠遁しています。
言葉遣いは粗野で、目的のためであれば手を汚すことも厭わない冷酷な顔を持ちますが、信用する者や仲間に対しては非常に義理堅い性格です。教団と諍いを起こして地上を追われた際、自身の身を匿ってくれたアビスの人々に恩義を感じ、彼らの居場所であるアビスを守るために日々謎の襲撃者に対抗しています。
性別を問わず多くの者を魅了する己の美貌を利用して貴族に取り入ることもあれば、故郷であるファーガス西部で暗躍する裏組織を率いて、行き場のない者たちをまとめあげる頭領としての側面も持っています。強かに生きるためにさまざまな顔を使い分けていて、ユーリスという名も偽名なのだとか。彼の本当の名を知っているのは、実の母親だけだといいます。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』(2019年/Switch)より
『ファイアーエムブレム 風花雪月』(2019年/Switch)より

詳細プロフィール

初期兵種平民(本編)/トリックスター(煤闇の章)
個人スキル義侠心:1距離での戦闘で味方と隣接していない時、攻撃+3
紋章オーバンの紋章:長い歴史の中で失われた紋章。武器攻撃時、まれに相手は反撃不可
誕生日3月(孤月の節)20日
年齢20歳
身長171cm
趣味仕送り、料理
好きなもの甘いもの、宴、盤上遊戯、家族
嫌いなもの不義理、勝ち目のない賭け、筋の通らないこと、人前で歌うこと
肩書きガルグ=マク士官学校の元生徒
好きな贈り物紅茶の茶葉、算術教本、紋章図鑑、鈴蘭
好きな茶葉ベルガモットティー、ローズティー、アップルティー、ベリーティー
好きな料理(抜粋)ベリー風味のキジロースト、桃のシャーベット、野菜たっぷりサラダパスタ、ニシンと木の実のタルト、パイクの贅沢グリル など
嫌いな料理(抜粋)バクス漬けウサギの串焼き、タマネギのグラタンスープ、ガルグ=マク風干し肉炒め、魚とカブの辛味煮込み、ゴーティエチーズグラタン など
経歴1160年:フォドラ西部の貧民街で、街娼の子として生まれる
1174年:ローベ伯爵に見出され、養子となる。
1178年:ガルグニマクの士官学校に入学、騒動を起こして除籍。
1178年:アビスの住人となる。
第二部プロフィール(クリックで表示/ネタバレ注意!)
年齢25歳
身長171cm
肩書き帝国ルート(銀雪の章):ファーガス西部で暗躍する組織の頭領
覇王ルート(紅花の章):ファーガス西部で暗躍する組織の頭領
王国ルート(蒼月の章):ファーガス西部で暗躍する組織の頭領
同盟ルート(翠風の章):ファーガス西部で暗躍する組織の頭領
経歴《帝国・王国・同盟ルート》
1181年:アビスの住人たちの生活を守るため、各地を奔走。
1185年:5年前の約束を守り、ガルグ=マクに現れる。
覇王ルート
1181年:アビスで生活しながら、ガルグ=マクの帝国軍に協力。
1185年:ガルグ=マクにて黒鷲遊撃軍再集結に合流。

初登場作

ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
追加コンテンツエキスパンション・パスで楽しめるサイドストーリー「煤闇の章」にてプレイアブルユニットとして登場。
また、「煤闇の章」をプレイすると『風花雪月』本編の第一部にて大修道院に姿を表すようになり、話しかけてスカウトすることで主人公の仲間となります。

本編加入後

速さの成長率が全ユニットのなかでもトップクラスでありつつ、力や技の成長率も高いため、攻撃役としてバランスよくかつ高い値のステータスへの成長が期待できます。さらに魔力の成長率も劣らないことから、物理攻撃と魔法攻撃のどちらも器用に使いこなせるポテンシャルを秘めています。追加コンテンツで初登場した兵種「トリックスター」では素早さを生かした攻撃のほか、味方の移動を補助するサポート役も担えます。また、その美貌ゆえに魅力の成長率も非常に高く、さらに剣が得意技能であるという点から、特殊兵種である「踊り子」とも相性の良いユニットです。

煤闇の章

煤闇の章では、地上に居場所を失った者たちが集まるガルグ=マクの地下街「アビス」に身を寄せ、秘密裏に開かれた第四の学級「灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)」に所属している様子が描かれます。

アビスを拠り所とする弱い立場の人々を守るため、地上からやってくる謎の襲撃者たちと戦っていたユーリスと灰狼の学級の仲間たち。地上から偶然アビスへとやってきた主人公たちを「アビスの掃討を望む教団の一派」と疑い、戦闘を仕掛けます。しかし主人公たちに敵意がないことを知ると非礼を謝罪。そして仲間たちからの提案により、主人公たちと協力関係を結ぶこととなります。

皆で協力し襲撃者たちを退けている最中、灰狼の学級の生徒たちの保護者であるセイロス教団の修道士アルファルドが、「襲撃者たちはアビスの下層に封印された神器“始原の宝杯を狙っているのかもしれない」と呟きます。
それを聞いたコンスタンツェの「宝杯を見つけ、教団に預けてしまおう」という案を受け、一同は始原の宝杯の捜索へ。複雑な地下通路を進み、強力な封印と恐ろしい罠を潜り抜け、一向はついに始原の宝杯の入手に成功します。

なんとか無事に宝杯を持ち帰ったユーリスたちでしたが、アビスに帰還した彼らを待っていたのは「アルファルドが何者かに誘拐された」という急報と、「アルファルドを救いたければ宝杯を渡せ」という置き手紙でした。
なぜ誘拐犯は自分たちが宝杯を手に入れたことを知っているのか? 一同は裏切り者の存在を疑いはじめます。

「煤闇の章」後半では…(クリックで表示/ネタバレ注意!)

死者を甦らせる力を持つとされる始原の宝杯。その「宝杯の儀」を執り行うには、古の時代に失われた四使徒の血が必要だといいます。そして、「灰狼の学級」で保護されていた生徒4人は、それぞれ失われたはずの四使徒の血と紋章を受け継いでいたことが判明します。

ユーリスは、四使徒のひとり「オーバン」の大紋章を持っていました。しかし彼の母親は貧民街の出身であり、その紋章がどこから受け継がれたものなのかはユーリス本人もわからないといいます。
4人を灰狼の学級に集めたのは、彼らやアビスの住民たちを長年保護してきた恩人、アルファルドにほかなりません。単なる偶然なのか、あるいは意図的に…? 疑念を抱いたまま、主人公と灰狼の学級の生徒たちは、アルファルドを攫った犯人たちが指定した場所へ向かいます。

賊を退け、アルファルドを救い出した一向。しかしユーリスは突然主人公に斬りかかり、灰狼の学級の3人を捕らえてアルファルドとともに姿を消します。すべては宝杯の儀を行うためにアルファルドが仕組んだことだったのです。ただ、ユーリスの攻撃はただの演技で、主人公は無傷。これにより、仲間たちはユーリスがなにか策を巡らせていることを察します。

ユーリスはアルファルドに母や組織の仲間たちを人質に取られていたことで、仕方なくアルファルドに協力していました。しかし、彼はそれ以前からレアと結託し、彼の動向を報告。二重スパイとして暗躍しながら、捕らわれていた仲間たちを救う機会を狙っていました。ユーリスの策は功をなし、仲間たちの救出に成功。そして主人公たちの助けもあり、灰狼の学級の4人も儀式から解放されました。
愛する人の復活を諦めきれないアルファルドは、宝杯を手に逃走。ユーリスたちは決着をつけるため、彼の後を追います。

本編(5年後)

本編第一部でユーリスを自学級にスカウトしていた場合、第二部では5年後の成長した姿で主人公と再会し仲間となります。

5年後は…(クリックで表示/ネタバレ注意!)

《覇王ルート(紅花の章)》
エーデルガルトの宣戦布告により戦争が始まった後も、ユーリスはアビスに留まり地下の住人たちの面倒を見つつ、ガルグ=マクに駐留する帝国軍に協力していたようです。
5年後、主人公とエーデルガルトが再会したことを機に、かつて級友たちで結成した黒鷺遊撃軍が再集結する運びとなり、仲間たちががガルグ=マクへと集まりました。ユーリスも彼らと合流、主人公やエーデルガルトとともにフォドラ統一への戦いに身を投じていくこととなります。

《帝国(銀雪の章)/王国(蒼月の章)/同盟ルート(翠風の章)》
主人公が行方不明となり、戦争によって世の中が混迷するなか、ユーリスはアビスの人々が生きていけるよう、地下を出て各地を奔走していました。
そして5年後の約束の際、再びガルグ=マクへ姿を表します。主人公やかつての級友たちとともに、フォドラに平和を取り戻すため、その力を振るうことになります。

主な出演作

キャラクターが活躍したタイトルなど、特筆すべき作品をいくつかピックアップします。

支援会話では知られざる過去の片鱗や意外なキャラとの接点も判明

ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
明日をも知れぬ世界で、数多の“顔と名前”を使い分けながら生き抜いてきたユーリス。しかしそれ故に、気を許せる仲間には非常に人情深く、世話焼き気質で親分肌なところがあります。
本編に加入すると、支援会話でも彼の面倒見の良さが垣間見られるほか、謎に包まれた過去についてその片鱗が見られることも。

灰狼の学級の級友たちに対しては、軽口を叩いたりからかって楽しんだりしながらも、相手を好いていて心から大切に思っていることが会話から感じ取れます。苦労の多い地下生活をともに過ごす仲間として、信を置いているようです。

主人公との支援会話の中では、自身が頭領を務める組織の仲間たちを守り、ケジメをつけるために自ら敵地に向かうなど、責任感が強く仲間想いな姿が描かれています。また、幼いころ母親が連れてきて保護した老人から読み書きを教わったこと、そして自身が流行病で命の危機に瀕した際、その老人に救われたという過去の話を聞くことができます。

また、黒鷲の学級の生徒であるベルナデッタとの過去の意外な関係性も支援会話で判明。ユーリスが一時期帝国貴族に仕えていたことや、ベルナデッタとドロテアの支援会話にて語られていた「昔友達になった平民の男の子」がユーリスその人であり、ベルナデッタが部屋に引き篭もるようになったきっかけに大きく関わっていたことが明らかになります。

異世界でも御家再興と弱き者たちを守るために才を振るう!

ファイアーエムブレム ヒーローズ(2017年/アプリ)
2021年9月、他の灰狼の学級の生徒たちとともに「灰色の義侠心 ユーリス」として制服姿で参戦を果たしました。参戦当時に開催された「想いを集めて」では、氷の国ニフル王国の王女であるフィヨルムの希望で、彼女にアビスについて教えることに。さらにかつて自身が所属していた「青獅子の学級」の現級長ディミトリとの交流も描かれました。

さらに2023年3月には伝承英雄「薄闇を統べる者 ユーリス」として5年後の姿で登場。言葉遣いは相変わらず粗野ながら、召喚師(プレイヤー)を気遣う様子も伺えます。成長後のセリフでは仲間たちについての想いを吐露するセリフも見られます。

そして2025年7月には「南国の灰狼 ユーリス」として登場し、こちらも他の灰狼の学級の生徒たちと一緒に水着姿を披露。カジュアルなスタイルに、武器にもなるシャーベットアイスを手に戦います。

“2年後の成長姿”で登場。新たな人物との会話も

ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年/Switch)
フォドラであり得たかもしれないもう一つの物語を描く本作。ユーリスは青燐の章では過去に交流があったローベの将グェンダルの求めに応じ、帝国軍に協力していました。さらに赤焔の章では王国西部にて王国軍から依頼され彼らに味方する将として、黄燎の章では帝国貴族であるフレーチェに雇われた傭兵として、いずれの章においても敵軍の将という立場で登場します。特定の作戦を実行しつつ撃破することで、彼を説得して仲間にすることができます。
また、『風花雪月』とは異なるキャラクターとの支援会話も発生。王国貴族の養子同士でお互いに顔見知りながら『風花雪月』本編では支援関係がなかったアッシュや、動物に関するユーリスの“体質”をきっかけにマリアンヌと交流する様子が描かれました。

出演作一覧

本人が出演している作品をまとめました。末尾に★があるのはプレイアブルとして登場する作品です。

※絵のみ、帽子などパーツのみの場合は含めません。リストは2025年9月現在のものです

『ファイアーエムブレム』シリーズ

ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年7月26日発売/Switch)★
ファイアーエムブレム ヒーローズ(2017年2月2日配信開始/アプリ)★
ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年6月24日発売/Switch)★

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