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【レビュー】無双状態がずっと続く!? 仲間と戦うことで底なしの爽快感が味わえる『ゼルダ無双 封印戦記』

2025年11月6日発売の『ゼルダ無双 封印戦記(以下『封印戦記』)』をいち早くプレイした感想をお届け。仲間と助け合う戦闘の楽しさや、気になる遊び心地をまとめました!

爽快なバトル×濃厚なムービーが波状攻撃のように突き刺さる

封印戦記』は、とにかくアクションが気持ちいい! 直感的に攻撃しまくって圧倒することもできれば、モードによって次の手をゆっくり選ぶこともできて、自分主導で戦えるのが爽快。 操作している時の圧倒的な万能感がたまりません。

そんな気持ち良さしかないバトルアクションと、登場人物たちの葛藤を描いたムービーが繰り返されて、まるで波状攻撃のように効いてきます。
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(以下TotK)』の過去に起きた史実を描いた作品なので、展開を知るほどに情緒がぐちゃぐちゃ。でも続きが気になってまたバトルを楽しむ…というループの連続。やめ時が難しい〜!

仲間が隣にいると楽しい! 全て使い倒す連続攻撃の心地よさ

キャラクターの固有技と必殺技、味方の協力技、ゾナウギアやアイテムといった、この今持っているものを全て使って敵を圧倒していくのが本当に気持ちいい…! これぞ『封印戦記』ならでは、と感じました。

通常の攻撃のみでもゴリ押しできますが、技やアイテムの使い分けで攻撃の幅が一気に広がります。技の種類が豊富かつ、それらを回して使っているうちにまたゲージが溜まっていくので出し惜しみの必要なし。気軽に大技を使い続けられるのがミソ。
さらにバッテリーに余裕があれば、アイテムから「ゾナウギア」をぽいぽい使う…連続攻撃が本当に手軽!

さらに、キャラクターによっては魔物の素材を消費する強力な技「スクラアタック」が使えるので、手早くウィークポイントゲージを削るなんて芸当も可能。連続攻撃を繰り出す楽しさが続きます。

敵がひるんだ時や反撃時に、ワンボタンで仲間に切り替えつつ攻撃できるアクションもありました。この「チェンジアクション」で仲間を次々切り替えて、まるで連鎖反応のように巻き起こる協力技!
単調とは無縁の戦闘で、やれることが多くて手元が忙しい。でもまたそれを味わいたくて次の戦へ…と、まるで自分自身も無双状態になったような、楽しい忙しいの連続でした。

「扇風機」ってそう使うの!? ゾナウギアの意外な活用方法

『TotK』に登場した、便利アイテム「ゾナウギア」は、戦場では意外な使い方がされていて驚きでした。
たとえばゾナウギア「扇風機」の使い方は、敵の投擲を風で跳ね返すという予想外の使い道…! しかも、使用頻度が比較的高めです。戦闘中に取り出すと、時々シュールな気持ちになります。これ、夏にお世話になってるあの家電アイテムだよね?

敵が投げる岩や武器を跳ね返せます
火龍の頭を置いてから使うと竜巻が起こせて強い!

ほかにも「ロケット」の使用方法が意外で、発射して敵を追尾…と思いきや、両手に持って体当たりする攻撃スタイル。しかも、実は長距離移動に便利なことを発見! 走るよりも早く直線距離を移動できます。

「ゾナウギア」は全体的に使い勝手がよく、手っ取り早く全体攻撃したい時や、技ゲージが溜まるまでの合間に使うのにぴったりでした。バッテリーは工夫次第で長持ちしますし、回復もできるので気軽に使えます。「氷龍の頭」なども地形との相性がいいと攻撃範囲が広がりますし、ほかにも道を塞ぐ岩に「バクダン」を当てて活路を開くなど、ギミック的な役割もこなす万能アイテムでした。

ゾナウギア「バクダン」で道を塞ぐ岩を破壊

『TotK』でなじみ深かったゾナウギアが、『封印戦記』でもこんなふうに工夫する楽しみを味わえるなんて…! ぜひ、自分なりの使い方を見つけてみてほしいです。

知られざる“封印戦争”の世界を追体験

封印戦争」は、太古に起きたハイラル軍と魔王軍による戦争なのですが、のちのハイラルの歴史や、魔王誕生の起源にまつわる重要な節目となる戦です。

「ムービーシーン」でも当時の時代背景が濃密に描かれていて、息を呑むような展開の連続。『TotK』を遊んだことがある方、また『TotK』未プレイの方でも「こんな展開が!?」という驚きの連続が味わえるかと思います。

手と手を取り合い戦う英雄たち

『TotK』で部分的にしか語られていなかった「封印戦争」を追体験できて、しかもラウルやゼルダたちが共闘する姿を間近で見られる感動たるや…! しかも、戦闘風景をよく観察したら、『TotK』に出てきたゾナウの力もしっかり登場していました。

ラウルは槍を「ウルトラハンド」で動かして、広範囲に攻撃。ラウルとミネルとのシンクストライクでは、ミネルがゾナウエネルギーで生み出した複数の槍を、ラウルが「ウルトラハンド」で飛ばしていたりします。昔の人、こんなふうに戦ってたんだ…!
オリジナルキャラクターの賢者たちも、なにせ強い。一人でも十分強いのに、「シンクストライク」でさらに強力な大技を繰り出すので、強いし使いやすいしでどんどん愛着が湧いてきます。

ウルトラハンドを自由自在に扱うラウル
ラウルとミネルの「シンクストライク」

建国時代の強者たちが困難を乗り越えながらガノンドロフに立ち向かうようすは、胸に込み上げるものがあり、手と手を合わせて入れ替わり立ち替わりで戦ってくれるのがなんともドラマチック。元が「ゼルダの伝説」シリーズと考えると、ここまで仲間たちと共闘する作品はめずらしいかもしれません。

好きなキャラクター同士で組んで戦いに挑む楽しさも

仲間と共闘しながら歴史に思いを馳せる新生「ゼルダ無双」

『封印戦記』では、一万年以上前の正史を細部まで忠実に描いた、「ゼルダの伝説」シリーズでも初めての歴史が明かされます。『TotK』で謎のままだった部分が次第に解明されていくので、ドラマの続きが気になるような感覚で、次々に進めたくなってしまいました。クスッと笑えるような小ネタもあり、テキストを読んでるだけでも楽しいです。

具体的には言えませんが、最初は平和だったハイラルも次第に戦記物のような展開になったりと、「ただ戦うだけ」に収まらないお楽しみ要素も多数! マニアックな方でもいろんな発見が楽しめると思います。

本編のクリアまでにかかる時間は、おおよそ20時間ほど。ゲームの容量は42.7GBですが、ボリューム感と処理能力の高さを考えると納得。読み込みが早く、アクションもサクサク、敵の多い場面でもスピードが落ちることなく遊べました。
でもこれ、まだ本編部分のみのお話。まだまだボリュームがありそうなので、今後も遊ぶのが楽しみです!

(NDW編集部・サイ)

<製品概要>

■ゼルダ無双 封印戦記
発売日:2025年11月6日(木)
価格:通常版8,980円(税込)、TREASURE BOX 17,780円(税込)
対応ハード:Nintendo Switch 2
プレイ人数:1〜2人
CERO:12歳以上
表示言語:日本語、英語、フランス語、フランス語(カナダ)、スペイン語、スペイン語(ラテンアメリカ)、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、韓国語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)
音声言語:日本語、英語、フランス語、フランス語(カナダ)、スペイン語、スペイン語(ラテンアメリカ)、イタリア語、ドイツ語

※Nintendo Switch 2(日本語・国内専用)では日本語でのみ遊べます。

<関連リンク>
▶︎ゼルダ無双 封印戦記 公式サイト

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