ヨナ(『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』より)【任天堂図鑑】

ゾーラ族の王子・シドを支える婚約者、ヨナをご紹介します。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』に登場し、一族のために奔走する心優しい彼女ですが、シドの前では姉のような一面を見せることもあるようです。
[ハード略称] Nintendo Switch=Switch
プロフィール/基本情報
水棲の一族であるゾーラ族の女性。ゾーラの里とは別の里出身の王族です。ゾーラ王子・シドの幼馴染であり、許嫁でもあります。
シドより少し年上で、幼い頃は彼の姉である英傑・ミファーと3人でよく遊んでいたとのこと。穏やかな気品と包み込むような優しさを持ち、民に寄り添うことを大切にしています。

初登場作
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム (2023年5月12日発売/Switch)
リンクが訪れたゾーラの里では、一帯が謎のヘドロに見舞われる異変が起きていました。水は汚染され、多数のゾーラ族が体調不良に。ヨナは、ゾーラ族を導く立場である王子・シドを支えながら、ヘドロの被害に遭った民の治療に奔走します。

道中では、滝登りに必要な「ゾーラの鎧」をヨナが修復してくれていたり、旅に役立つ装備をリンクのために探してくれたりと、陰ながら力添えをしてくれます。

本作での活躍
シドに見せる「もうひとりの姉」のような素顔
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム (2023年5月12日発売/Switch)
ふだんは穏やかな印象が強いヨナですが、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では感情をあらわにした場面もありました。
ヘドロの被害を食い止めるため、ゾーラの里に流れる源流を浄化し続けていたシド。被害の拡大を恐れて身動きが取れずにいた彼に、ヨナが思わず喝を入れます。
シドは、前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で、姉のミファーを亡くしています。「姉を守れなかった」という後悔の気持ちから、もうひとりの姉のような存在であるヨナの喪失を恐れていたようです。

ヘドロを止めるため旅立ったシドを見送り、ヨナは安堵の表情。

のちにヘドロ騒動は解決し、シドは王位を継承。ヨナを王妃として迎え入れ、ゾーラ族に新たな歴史が刻まれました。

ミファーとヨナとの思い出が記された「ゾーラの石碑」第4章(クリックで表示)
里に点在する「ゾーラの石碑」には、シドの想いが綴られています。
前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではドレファン王による碑文が残されていましたが、のちに石碑が老朽化。その後は王位継承者であるシドが石碑を造り直すことになり、11の石碑に想いが刻まれました。

シド、ミファー、ヨナとの思い出が記された第4章「二人の姉」では、幼少期に3人で過ごしたエピソードが語られています。
ーゾーラの学び 第4章ー
二人の姉ゾーラ王子 シド 追憶を新たにこれに記すーー
幼い頃の私は 異邦人を理由もなく恐れた
とくにヨナには 物怖じするばかりヨナは 少し大人びていて
血の繋がっていないこの私を 弟扱いしたあるとき 季節外れの豪雨で川が一気に増水
浅瀬で遊ぶ子供たちが 濁流にさらわれてしまうヒレも利かない強い流れに揉まれる私を
中州に引っ張り上げてくれたのは ヨナだった水量は増し 中州の面積はさらに小さくなるが
ヨナは震える私を励まし続けてくれたやがて 大人たちを連れて助けにきてくれたのは
血の繋がった姉 ミファーだった助けてくれたミファーを眩しそうに見上げる
ヨナの横顔は 今でもよく覚えている本当の姉ミファーと そのミファーを慕うヨナ
そして ヨナに憧れを抱きはじめた幼い私いつしか私は 自分には二人の姉がいると
信じて疑わなくなっていた後に ヨナが私の許嫁であると
父から教えられるまでは…石碑に残すには 私的すぎるかと迷いつつ
公人の歴史として綴る
ちなみに、公式設定資料集「マスターワークス」によると「ヨナを含む別の里出身の3人だけ衣装の貴金属の種類が違う」とのこと。
ゾーラ族の装束はシルバーを基調としたものですが、ヨナ、そして従者のヒフミ、イムの装束は、ほかのゾーラ族と違ってゴールドが基調になっています。

出演作一覧
本人が出演している作品をまとめました。
『ゼルダの伝説』シリーズ
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(2023年5月12日発売/Switch)
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