「DKうちゅうセンター」には『ドンキーコング』の歴史が刻まれている【『マリオカート ワールド』フリーランの小ネタ】42

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コース進行とともにハードを変遷
「DKうちゅうセンター」は、マリオやドンキーコング、ポリーンの初登場作である『ドンキーコング』をモチーフにしたコース。
横から見ると『ドンキーコング』の最初のステージ(25m)を模したデザインとなっており、転がってくるタルをジャンプで避けるアクションや、BGMも同作からのアレンジとなっています。


『ドンキーコング』は1981年にアーケード作として初登場した後、1982年にゲーム&ウオッチ版、そして1983年にファミコン版が発売されています。
「DKうちゅうセンター」は『ドンキーコング』要素を取り入れた上で、コースの進行とともに前述したハードの歴史を変遷する流れにもなっています。
順番に見ていきましょう。
スタート地点にあるのは、アーケードのアップライト筐体風の観客席。
道が青色、側面が赤色なのは、当時のアートワークが由来となっています。


ゴール地点にあるロケットは、ゲーム&ウオッチ風。
オレンジの本体にメタリックなパネルが使われており、ヒンジやボタン類も取り入れられています。「DK BOOSTERS」のロゴもゲーム&ウオッチ版をイメージしたものですね。



また、スタート/ゴール地点にあるバナーもゲーム&ウオッチ風のデザインになっています。

ロケットは「DKうちゅうセンター」を飛び出して、宇宙へ。
「レインボーロード」(※「フリーラン」では行けません)を見てみると、ロケットが宇宙ステーションにドッキングしているのがわかります。

この宇宙ステーションは、赤と白を基調としたファミコン風デザイン。
よく見るとファミコン本体のチャンネル切り換えスイッチやケーブルなどが付いているのを確認できます。



コースの進行に合わせ、アーケード→ゲーム&ウオッチ→ファミコンとハードを変遷する「DKうちゅうセンター」の『ドンキーコング』要素。まさに『ドンキーコング』の歴史ともいえますね。
(ライター kikai)
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