検証『ファイアーエムブレム外伝』と 『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』を見比べてみる(2017年6月号より)

ニンテンドー3DS用ソフト『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』(以下『エコーズ』)は『ファイアーエムブレム外伝』(以下『外伝』)をリメイクしたタイトル。そこで、今回は『エコーズ』とオリジナルの『外伝』を見比べ、その違いを見ていきます。新キャラクターの登場、アニメやカットシーンをはじめとした演出、戦技などのシステム。大幅なリメイクをされている『エコーズ』だけど、意外に変わっていない部分もあるんです。

・記事は修正している箇所もありますが、基本は掲載時と同じものになります。
・ネタバレを含んでいる場合があります。

はじめに。『ファイアーエムブレム 外伝』とは……
1992年3月14日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された『ファイアーエムブレム』シリーズの2作目。ダンジョンの探索などRPG色が強く押し出され、兵種などもシリーズとは異なるものが多かったので、後に『外伝』の名の通り、異色という位置付けをされることも多いタイトル。……とはいっても経験値稼ぎのマミー狩りといったその後のシリーズに影響を与えているものもありますが。

さて、その『外伝』の魅力は何といっても、アルムとセリカの2人の主人公、章立てからなる重厚なストーリー。そして声を大にして言いたいのは“無限のやり込み”にある! クラスチェンジで村人→傭兵→剣士→魔戦士→村人とループが可能で、最強キャラをつくるためにやり込む。さらには敵が落とすアイテム・装備(ドロップ率がかなり低め)を手に入れるため、何度も何度もやり込む。そんな繰り返し遊んだ思い出が強く残っている人も多いタイトルが『外伝』なんです。


▲パッケージ。アルムとセリカ(となぜかいるバルボ)。物語の大筋は『エコーズ』と変わりません

▲戦闘シーンは黒バック(なかなか命中しない)。とはいっても、1992年のタイトルということもあって難易度はそれなりに。そこで、ファイル選択画面でスタートボタン&セレクトボタンを押しながらAボタン。するともらえる経験値が2倍になるといった「EASY MODE」を選べるようになるので、不安な人はそちらでどうぞ

見比べ1<シナリオ>
『外伝』を遊んだことがある人が「リメイクでしょ」という軽い気持ちで『エコーズ』を触ると、シナリオの肉付けの仕方や掘り下げ方にもびっくりしますよね。ここまでやりますかと。オリジナルの良さを大事にしつつ、現代の遊びやすさに昇華させている『エコーズ』はほんとすごい。
で、まず驚いたのは、そもそもアルムたちの幼少期のエピソードの追加。そして、そこに出てきたスレイダー! なんかキャラ立ちまくってる! だって、『外伝』の1章に出てくる一瞬だけのただの顔ありボスだよ。ドゼーに名前1回呼ばれるだけなんだよ。竜の盾を手に入れるために、うっかり倒しちゃいけないボスなだけなんだよ! もうここから『エコーズ』のリメイクのすごさにやられた。……それでは序盤をいくつか見比べてみます。
※画面は左が『エコーズ』、右が『外伝』のものです。


スレイダー

▲ドゼーに呼ばれるシーンなどは同じですが、『外伝』ではこのマップ以外は出番ないです

ラムの村

▲家が2軒しかなかったラムの村。『エコーズ』ではすごく広かった。あと、オレンジが落ちているのは何でなのでしょう。バレンシアオレンジ……? (笑)

アルムの口調

▲『外伝』では「じいちゃん」と呼んでいた主人公アルムは、『エコーズ』では「じいさん」になりました

ルカや村人

▲グレイやクリフはセリフも何となく似ています。ロビンは性格がちょっと変わった? 大家族の設定もありませんでした。『エコーズ』でキャラたちが見た目も含めて、かなり個性付けされているのがわかります

見比べ2<マップ>
マップも『外伝』に忠実。もちろん現代風にリメイクされていますが、ユニットの初期配置まで一緒だったりもして。オブジェクトも含めていろいろとみていきます。

全体マップ

▲ラムの村や修道院を出たスタート地点。地形も同じですよね

戦闘マップ

▲上からラムの林、海賊の襲撃。ラムの林は『エコーズ』を遊んでわかりました。セリフにもあったように本当にラムの村を出てすぐの場所だったということに! 昔は左側にあるのが村だと思っていなかった……

探索マップと聖なる井戸

▲『外伝』でもダンジョン系は探索マップになりました。しかし『エコーズ』は3Dになっているから驚き。ちなみに『外伝』は必ず敵とエンカウントするので強制的に戦いになります。聖なる井戸も3Dになっています

見比べ3<キャラクター>
『外伝』は仲間になるときに一度だけセリフがあり、その後はとくに会話シーンもないキャラクターが多かった。それが『エコーズ』では支援会話もあり、キャラクターの個性付けが強くなった(当たり前ですが)。そこで、新キャラをのぞいたキャラクターたちの登場時をいくつか見比べてみました。顔自体やセリフが大幅に変わっているものから、あまり変わらないキャラまでさまざまですので、そのギャップをお楽しみください。

マイセン

▲ソフィアの英雄の威厳のある姿は、あまり今昔変わりません

シルク

▲『エコーズ』初登場は盗賊頭の横に。『外伝』でも同じ設定なんだけど、はきはきしゃべるので気を失っていたりはしていない

クレア

▲『外伝』では普通の口調の女性。『エコーズ』はだいぶ個性的になりましたわ! 外見も全然違いますね

クレーベ

▲ソフィア解放軍のリーダー。こちらもセリフ含めてあまり変わっていない

パイソン

▲セリフもほとんどそのまま!?

ジェニー

▲『外伝』では活発そう。髪型もポニテだし!?

ノーマ

▲マイセン同様こちらも雰囲気は変わりません

メイ&ボーイ
▲この2人は、セリフなどオリジナルのまま表現されていますね

いかがだったでしょうか。
『エコーズ』を遊んだ皆さん、原点である『外伝』はバーチャルコンソールで配信中(Wii U|3DSともに514円)ですので、ぜひこちらも触ってみてくださいね!
(交互に遊ぶのも面白いという噂!)


<関連リンク>

ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王


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