5歳の誕生日プレゼントは「ゲームに出たい!」
そんな娘の願いを叶えるために作られた作品
Nintendo Switch向けに12月20日発売予定の『バトルプリンセス マデリーン』(3goo)。この作品は、開発者の愛娘を主人公にしちゃったという一風変わった経緯を持つアクションゲームです。
ご家庭でよく『魔界村』を遊んでいたお父さん。娘のマデリーンちゃんは、その様子を見るのが大好きだったんだとか。マデリーンちゃんが5歳の誕生日を迎えたとき、プレゼントは何が欲しいかを聞かれ、「ゲームに出たい!」と答えたことが、開発のきっかけになったんだそうですよ。
お父さんのクリストファー・オーブリッチさんは元々ゲーム開発者で、賞を獲得したタイトルも開発経験があるんだって!
そんなクリストファーさんが娘のマデリーンちゃんといっしょに作り上げた『バトルプリンセス マデリーン』、ゲーム内容や娘さんとゲームを開発したエピソードなどなど、気になるコトをクリストファーさんに直接訊いてみました!
クリストファーさんに直接訊きました!
ニンドリ:『バトルプリンセス マデリーン』の発売が迫ってきましたが、今の心境を教えてください。
イエス!かなり忙しいよ。ゲーム自体はすでに完成していて、今は販売に向けての承認作業などに着手しているところです。かれこれ4年近くこのプロジェクトに没頭してきて、日によっては20時間労働なんていうこともあったから、今は心の底から「ホッ」としているんだ。とにかくもう、「お休みをください」っていうのが正直な気持ちだよ(笑)。
ニンドリ:マデリーンさんがキャラクターデザインを担当したのはどのキャラクターになりますか? 担当された数はどれくらいでしょう?また、マデリーンさんとの共同作業でキャラクターが完成する過程や、作業の感想を聞かせてください。
マディ(マデリーンは“マディ”の愛称で親しまれています)は本作に登場するたくさんの敵キャラのデザインを考えてくれたよ。各ステージの設定やデザインは、ほとんどが彼女が5歳くらいのころに考えたアイデアなんだ。とはいえアイデアはアイデアなので、それを実際にゲームに落とし込むためには、彼女がどんな思いでそういうアイデアに至ったのか、その理由を尋ねたり、希望を聞いたりと、通訳にも似たプロセスが必要だったんだ。そして「お前が考えたのはこういうことかい?」って確認しながら作業を進めたわけだけど、こちらが解釈したアイデアを彼女が気に入らない場合は、また振り出しに戻る。とはいってもこれらのやりとりはとても簡単なものだったけどね。ゲームの制作が佳境に到達してからも、マディからは次々と新しいアイデアが出てきたから、「それは次のゲームにとっておこうね」って言う必要があったくらいだよ。
ニンドリ:開発期間はどれくらいでしょう? どんな部分に多くの時間を使いましたか?
4年近くかかっていることはたしかなんだけど、厳密にどれくらいの時間を費やしたのかはもう分からなくなってるね(笑)。このゲームを作りたいと思ってからまず着手したのはプロトタイプの制作なんだけど、これだけで一年くらいはかかったと記憶しているよ。この工程からマディも参加してね。プロトタイプ自体は『バトルプリンセス マデリーン』の完成版よりもさらに王道のアーケードゲームスタイルな仕上がりだったんだ。
ニンドリ:騎士のマデリーン単独ではなく、幽霊になった愛犬フリッツィーを旅のお供につけた理由は?
フリッツィーは私たちの家族の一員で、17歳まで生きていたんだ。マディにとっては初めてのペットであり、家族全員に愛されていたよ。本作のプロトタイプを制作していた時、すでにあまり体調はよくなくて、もう長くはないのかななんて思ったくらい。そんな時に、ゲーム内にフリッツィーを登場させることで、もしフリッツィーがいなくなってしまっても、いつでもマディは彼を思い出すことができると考えたんだ。あれはマディが4歳になるかならないかの時期だったかな。マディがお医者さんになってフリッツィーがまた元気になるための青い丸薬を作ってあげたいと言ったことがあったんだ。小さな子どもがそこまでの考えに至ることに僕自身も感動したのを覚えているよ。フリッツィーを元気にしてあげたいと心から願っていただろうし、「死」というものを完全に理解するのは難しかったと思う。結局フリッツィーは17歳の誕生日の数か月後になくなったんだけど、十分に長生きしてくれたよ。それに、マディのゲームの中では永遠に一緒にいられるからね!
ニンドリ:タイトルロゴの漢字「戦闘姫」がとても達筆ですが、日本人のスタッフが描いたのでしょうか?
これは僕が描いたんだ。「戦闘姫」という言葉のチョイスは友人に翻訳をお願いしたものだよ。その後、文字そのもの(デザイン)に武器のテイストを取り入れたらどういう見た目になるかというのを試行錯誤して今の形になったんだ。
ニンドリ:難易度の調整はどのくらいのランクを目指して作られていますか?
ニンドリ:特に注目してほしいゲームシステムやギミックなど、本作の特徴を教えてください。
開発チーム発「戦闘姫ブログ」公開中!
『バトルプリンセス マデリーン』の製品紹介サイトでは、ゲーム誕生の背景や、クリエイターたちの作品にかける思い、そしてゲーム内に登場するキャラクター紹介など、作品の裏側のお話を紹介中です。作品の世界観にディープにダイブしてみたい人はぜひご覧ください!
戦闘姫ブログ
Vol.1……誕生背景 すべては父と娘との会話から始まった
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