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事前情報からの期待に200%応えてくれる、冒険とレースの融合体験!【『マリオカート ワールド』 プレイレビュー①】

6月5日(木)にNintendo Switch 2 と同時発売となる『マリオカート ワールド』。今回はグランプリ、サバイバル、フリーラン、VSレースと、どのモードもたっぷり自由にプレイできる機会を得たので、発売前レビューをお届けいたします。
(レビュアー:ニンドリ編集部ひろぽん)

まさに新しい世代の『マリオカート』

Nintendo Directの発表で「フリーラン」を見て「こんなの絶対楽しいじゃん!」と、ふだんレースゲームしない自分も確信してしまった『マリオカート ワールド』。
体験プレイ時間は数時間と、じゅうぶんあったはずなのに、「もっとこれもこれもこれもこれも遊びたかったッ」って感じで、あっという間過ぎましたね……。
レビューの結論を先に言ってしまうと、みなさんが『マリオカート ワールド』の事前情報を見て「これ、おもしろそう!」と感じていたなら、その直感は100%間違いありません

実際遊んでみて思ったのが、まず“マリオの世界を満喫するドライブゲーム”としてめちゃくちゃいい! ということ。さらに“テクニックを突き詰めるレースゲーム”としても理想的なんじゃないかなと。自分のようなエンジョイ勢のレース初心者でも「上達してみたい!」って思ったほどです。

「DKうちゅうセンター」遠くから見ると『ドンキーコング』を彷彿とさせるコースです

走るだけでも楽しい濃密すぎる世界(ワールド)

『マリオカート ワールド』では“すべてのコースが、ひとつながりになった広大な世界”が舞台です。それぞれのコースはもちろん、「コースとコースの間の道」もレースの舞台になります。
……という情報はあらかじめ知っていたんですが、実際に走ってみると、この「コースとコースの間の道」が、それぞれのコースに負けないくらい仕掛け満載に作られているのに驚きました。

同じコースを周回するのではなく、どんどん進んでいく一本道のルートなので、移り変わっていく景色が新鮮!
「世界のすべてがレースの舞台」というのは本当に文字通り“すべて”なんです。
『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』を遊んだとき、「オープンワールドとマリオってやっぱり相性いいじゃん!」と思いましたが、まさかカートでそれをやられるとは……!
でも考えてみれば、広い世界を駆けまわるのならクルマで移動するのが自然かも?

世界のすべてがコースであり、走行できる舞台です

もちろん、ひとつひとつのコース自体のボリュームと作り込みもアップしています。
『マリオカート8 デラックス』追加コースの「トーキョースクランブル」のような、周回するごとにルートが変わるコースもありました。
おなじみの「マリオサーキット」は、1周目が『スーパーマリオカート』の「マリオサーキット1」、2周目が「マリオサーキット2」、3周目が「マリオサーキット3」と同じルートになっていて、懐かしいと同時にびっくり。どういう構造なんだろう?

中央のコースマップを見ると、以前の「マリオサーキット」が複合しているのがわかりますね

どのコースも道も、「走っているだけでも楽しいし、何度走っても新たな発見がある」というのがまたイイんですよ。
ひときわ目立つランドマークやちょっとした小物、看板やポスターなど、フォトモードで撮りたくなってしまうモノはあちこちにありますし、「ドカンを入った先にこんなところが……?」とか、「この建物の中、入れちゃうの!?」とか、探索の楽しさも散りばめられています。
“「マリオ」の世界を冒険している!”感をひときわ強く感じました。
個人的にはグランプリやサバイバル中のレースで走ったあと、「フリーラン」でそのコースを再び走ってみるのをオススメします。どのコースも普通のレースでは走らないところまで作り込まれているので、レースが行われていないときの“街”としてのトロフィーシティやソルティータウン、“工場”としてのキノピオファクトリーなどをじっくり見ることができて新鮮です。

フリーランで世界の隅々まで探索することが可能!(写真はフリーラン中にPスイッチを踏んでスタートするミッションの画面です)

気になる衣装やキャラクター、マシンはバンバン増える!

新登場の「ダッシュフード」も、世界観&冒険っぽさが出ていてイイですね。
道路沿いで見かける「Yoshi’s」というお店でゲットできるダッシュフードというアイテムを使うと、一気に加速できるだけでなく、キャラクターによっては新しいコスチュームがもらえたりします。

ダッシュフードを手に入れて使うと
新しいコスチュームをゲットできることも!

で、このダッシュフード自体、ワリオシップ付近のお店なら海鮮バーベキュー、おばけシネマならポップコーン&ドリンクのセット……というふうに、いろんな“ご当地メニュー”のバリエーションがあって、どれもやたらおいしそうなんですよ。

個人的にはサンサンさばくの「サンボの形のミートボールに、ファイアフラワーっぽい盛り付けのカレーにナンのセット」がやたら気になっています。モーモーカントリーの「ミルクソフトにチーズとウシ型クッキーのトッピング」も捨てがたい……。
これ、どこかで食べられないんですかね!?


あと、多くの人が気になっていると思われるキャラクターとマシンについてですが、今回の体験のあいだにもけっこうな勢いでポンポン新キャラやマシンが追加されたし、集めがいはじゅうぶんあると思われます。
キャラクターは特定のカップをクリアしたり、誰かが新アイテムの「カメック」を使って変身させられたら増えていきます。レース中に新キャラを手に入れられるかどうかは運次第なので、レースの数をこなしていくのが大事になりそう。ちなみにカメック、けっこうレアなアイテムっぽいですよ!

プレイキャラクターはカメックの効果で手に入れたり
グランプリなどを制覇しましょう

マシンはコインを集めることで増えていくんですが、マシンには「ステッカー」を貼ってアピールもできます。このステッカーもいろいろな条件で増えていくようで、デザインもユニークなものがそろってます。入手が難しいステッカーを貼れば腕前をアピールできそうですね。

コインを集めてマシンを入手!
マシンに貼れるステッカーは……
条件をクリアしてゲットしよう

新テクニックで華麗に走ってみたくなる!

私はレースゲーム全般が苦手(好きor嫌いではなく、まったく上手くならないという意味で)なので、テクニックについて詳しくは語れないんですが……。ただ、新しく追加されたテクニック、「チャージジャンプ」「ウォールラン」「レールスライド」は、単純に決まるとかっこいいし、見ているだけでも気持ちよさが伝わってくるので「練習するぞ!」というモチベーションが上がりました。

「チャージジャンプ」は名前の通りチャージ時間が必要ですが、タイミングが合えば障害物やライバルが投げたアイテム攻撃もかわすことができます。とっさに出すことはできないのでなかなか難しいのですが、先読みがばっちりハマって華麗に避けることができたら相当テンション上がるはず……!
チャージジャンプからのジャンプアクションで加速できますし、ウォールラン、レールスライドにもつなげられるので、今作の必須テクになりそう。

「ウォールラン」で走れそうな壁はいろんな場所にあるんですが、「ここで壁行くぞ!」と意識すると失敗しがちでした。
もっとコースを研究すれば、ウォールランを使った効率的な走りができるんだろうな~。「地べたを走るライバルたちを、華麗なウォールランで追い抜いていくシーン」を想像したら絶対気持ちよさそうなので、練習&研究しがいがあります。

「レールスライド」は、乗れる場所さえ覚えればけっこう自然に成功させられる印象。
ミニターボの火花をバチバチ出しながらの片輪走行が純粋にかっこいい。新コース「DKうちゅうセンター」では、何本もの鉄骨があみだくじのように連なっている場所があるんですが、ここをレールスライドからのジャンプでスピーディに渡っていくのはめちゃくちゃ気分いいですね……!

さっきから「かっこいい」「気持ちいい」しか言ってない気がしますが、もちろん、これらのテクニックは使いこなせば、もっと速く走れるようになるんだろうなぁ。
トッププレイヤーのみなさんが、新テクニックを駆使した華麗な走りをゲーム内や動画で見せてくれるのを今から期待しています。
ゲーム実況はめちゃめちゃ盛り上がりそうだな~。
今回の体験プレイ、「あれも見たい」「これも試したい」と言ってるうちに本当にあっという間に時間が過ぎ去ってしまいました。
存分にプレイできる日が来るまであと少し! 心の底から楽しみです。


<製品概要>

■マリオカート ワールド
発売日:2025年6月5日(木)
価格:パッケージ版:9,980円(税込)/ダウンロード版:8,980円(税込)
対応ハード:Nintendo Switch 2
▶︎公式サイト

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