走れるコースは100種類以上!量と質を兼備する贅沢なコースの数々は魅力にあふれすぎている【『マリオカート ワールド』プレイレビュー②】

6月5日(木)にNintendo Switch 2 と同時発売となる『マリオカート ワールド』。今回、さまざまなモードもたっぷり自由にプレイできる機会を得られました。どのモードもそれぞれのおもしろさがあるのですが、その要となるのがコースの数々。
数も質もスゴイんです!! その魅力を語らせてください! この記事では、コースに特化したプレイレビューをお届けします。
(レビュアー:「マリオカート」シリーズのすべてのコースを走った、マリオ大好きライター kikai)
何度でも楽しめる!バラエティに富んだコース
「グランプリ」や「サバイバル」モードではカップごとに決まった“ルート”でレースをしますが、“レースの舞台”はそれだけではないんです!
こちらのマップをご覧ください。

コースアイコンがあり、コース間が白い線(道)で繋がっていますよね。
この道も、全部“レースの舞台”なんです!
(※図は簡略化されている部分があり、実際はさらに多いです)
コースやレース数を自由に選んで遊べる「VSレース」では、例えば「マリオブラザーズサーキット」をプレイする場合、コースを周回(またはセクション制の1周)をするお馴染みの形式でも楽しめますし、“「マリオブラザーズサーキット」から「チョコマウンテン」といった、コース間の道も”レースとして選択して走れるのです。
コース単体のみを遊ぶこともできるし、コース+繋がる道を加えて選ぶこともできます。
繋がる道の数は選んだコースによって異なりますが、例えば「DKうちゅうセンター」を遊ぶ場合……
①「DKうちゅうセンター」単体
②>>>「シュポポコースター」
③>>>「サンサンさばく」
④>>>「マリオブラザーズサーキット」
⑤>>>「トロフィーシティ」
⑥>>>「ピーチスタジアム」
⑦>>>「ノコノコビーチ」
計7通りの選択肢があります。

つまり、選べるコースは100種類以上!
もちろん、コースの魅力は数だけではありません!
同じコースでも、モードによってルートが異なる
さらに同じ名前のコースでも、「グランプリ」や「サバイバル」といったモードによって通過する場所、つまりルートが異なるコースもあります。
再び「DKうちゅうセンター」を例に挙げると、このコースはセクション制で、グランプリでは原作の『ドンキーコング』のようにタルを避けたりしつつ建物上へと進んでいきます。


いっぽうで「サバイバル」では建物の下部を通るルートになっています。「グランプリ」では建物の上にいたメカのコングも、ここでは下部に配置されています。
つまり! 同じコースなのに、ルートも雰囲気も異なり、二度楽しい!


「サバイバル」の場合は大陸を長距離に渡って横断していくため、各コースの一部分を通る場面が多いんですが、そのぶんコースからコースへと、グラデーションのように景色が少しずつ移り変わっていきます。この景観を堪能できるのも魅力のひとつ。
チェックポイントが近づくとBGMが次のコースのイントロに変わり、チェックポイントを通過するとメロディが流れ始める演出も好きです。



大胆かつダイナミックにアレンジされた旧作コース
コースの中には「キラーシップ」や「ピーチビーチ」など、今までの「マリオカート」シリーズに登場したコースも存在します。
過去作のコースが登場するのはシリーズ恒例であり、これまでは元のコースの雰囲気を残しつつシリーズごとの要素(反重力エリアなど)を加えたアレンジがされていました。
が! 本作はアレンジは大胆かつダイナミックすぎるコースが多い!
見た目が変化しているコースもあれば、コース自体が大きく変化していたりと、新鮮な驚きの連続。
「ピーチビーチ」では、1周目はお馴染みのルートを通りますが、2周目では過去作で背景だった街のエリアがルートになっているのには度胆を抜かれました。ボクの知らない「ピーチビーチ」だ!

整備が進み人工物が増えたように見える「チョコマウンテン」。走り回るブルが厄介!

個人的には「マリオサーキット」が、スーパーファミコン版(スーパーマリオカート)の「マリオサーキット1」「マリオサーキット2」「マリオサーキット3」が繋がって、順に巡るコースになっているのにもグっときました。これは良いアレンジ!

これらのコースももちろん、モードによってルートが変化したりします。
時間によって変化が起こるコースも
天候や時間の変化があることも、本作の特徴。
昼と夜、淡く染まる夕焼けなど同じコースでも違う雰囲気を感じたり。このコースは夜の方が似合うなぁ……なんて、お気に入りのシーンを見つけるのも、楽しみのひとつです。
「ノコノコビーチ」も、夜だとレーザーライトが輝くイケイケな雰囲気に。

これだけのバリエーションを用意しつつも、ルート上の変化やしかけといった「マリオカート」としての味付けもしっかりなされており、コースとしての完成度の高さにも驚かされます。
ひとつのコースをトコトンやり込む派の人も、さまざまなコースでバラエティに富んだ遊び方をしたい人も、どちらも満足させる贅沢すぎる作りになっています!
NDWでは『マリオカート ワールド』のレビュー記事をいろいろな角度から公開中です! 合わせてお楽しみください!
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