『ドラガリアロスト』2周年インタビュー!岡田ディレクターに訊く再始動のVer.2.0

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任天堂とCygamesの強力タッグでお送りされている、スマートフォン向けアクションRPG『ドラガリアロスト』(以下、『ドラガリ』)。2020年9月25日に2周年を迎え、大型アップデートを施されたVer.2.0がリリースされました。

この機会に、NDW/Nintendo DREAM編集部では初のロングインタビューを実施。『ドラガリ』ディレクターの岡田佑次さんに、2周年までの振り返りや2周年イベント・アップデートに関する話題、さらにはこれからどんどん広がっていく『ドラガリ』の世界について、たっぷり語っていただきました!

(取材・文/平原 学)

岡田佑次さん
Cygames子会社のBlazeGamesの代表。『ドラガリアロスト』の2代目ディレクター。

[1]『ドラガリ』再始動!
[2]これまでのイベントについても振り返る!
[3]【ネタバレ注意】メインストーリーについて
[4]ガチプレイヤー必見!「アギト叛逆戦」
[5]まだまだ聞きたい!ドラガリ一問一答


新規ユーザーでも楽しめる! プロローグ終わりですぐに遊べる「アルベリアバトルロイヤル」をリリース!

――『ドラガリ』2周年おめでとうございます! 現在の心境としては、どのようなお気持ちでしょうか。

岡田:
ありがとうございます。
もともと『ドラガリ』は、マルチプレイが楽しいゲームとして、そこに遊び応えを感じていただけるような形のゲームではありました。しかしユーザーさんによってはマルチプレイにハードルを持たれていて、敷居が高いゲームになってしまっている部分があったと思います。2周年のここまできて、ようやくいろんな人に遊べていただけるようなゲームになってきたかな、というのが正直な所感ですね。

――ユーザーの声をすごく聞かれているという印象があります。
特にこれから『ドラガリ』を始められる方でも楽しめる要素はどんなところでしょうか?

岡田:
新規の方に関しましては、いま始めていただければ、目の前に膨大なコンテンツが広がっているっていう形になりますね(笑)。それを徐々に楽しんでいただくというのが第一かな、と思います。
メインストーリーも16章が出るタイミングですので、そこまで進むために武器を作る必要があったり、キャラを強化するために「ドラゴンの試練」に挑む必要もあったり。そうした中で自然と強くなっていけると思うので、それだけでもやり応えがあると思います。
最終的には、ちょっと難しめの「真ドラゴンの試練」や「アギト叛逆戦」というやり応えのあるコンテンツに進んでいただき、『ドラガリ』の世界に浸っていただきたいな、と思っています。

――なるほど!

岡田:
また、今回のアップデートで、「アルベリアバトルロイヤル」という、プロローグさえクリアしていれば誰でも参加できる、かつ今の育成状況はまったく関係ないというコンテンツを用意しています。そこで『ドラガリ』のアクションをちょっとでも体験してもらえるといいのかなと思っています。

↑最初は全員レベル1からスタート。アイテムを集めてキャラを強化しつつ、最後の1人になるまで戦います。
途中から瘴気の壁が迫ってきたり、終盤には強敵マンティコアも登場したりとハチャメチャに! 1戦につき約5分と短く手軽に遊べるのもポイントです。

――「アルベリアバトルロイヤル」は、『ドラガリ』初のマルチバトルモードということで、今まで育ててきたキャラ関係なく遊べるっていうのはすごくいいなあと思いました! いっぽうで、今後のアップデートでバチバチのPvPになっていく可能性もあるのかな? というのが気になってはいるのですが。

岡田:
可能性としてはありますが、もっとごちゃごちゃした形で、負けるときもあれば勝つときもあるというハチャメチャ感は出していきたいなと思っています。完全に強い人だけが生き残る世界にはあんまりしたくなくて、自分の戦略がハマったときは勝てたり、逆に相手の一発逆転の竜化が決まって負けちゃったりするなどの方が楽しめるのかなと考えていますね。今は「シーズン0」という形で銘打ってますが、今後より要素も増やしていきたいなと思っています。

――今、勝っても負けても、もらえる報酬にはさほど影響ないのかなと思っているのですが、これはあえてそうなっているんですか?

岡田:
そうですね。それによって、勝つことの意味が弱いという課題にもなってるというのは認識しています。ただ、勝つことによって報酬が増えるとなると、よりシビアな戦いになってきてしまい、「とりあえず遊んでみたい」というライトユーザーの方のテンションが下がってしまうかなという風に考えました。
今回の報酬の交換所には、「金剛晶」や「英雄の証」など豪華なものも入っています。PvPに懸念を持たれている方もいらっしゃるので、報酬の差などはあまり出ないようにと思い、今回は上位でも下位でも報酬はあまり上下しない形でやっていますね。ただ今後に関しては、「バトルロイヤル」のみで使える報酬や、あまり戦力に関係ない報酬なども入れていき、順位によってポイントを変えていって、上位に入ることの喜びを感じられるようにしたいという風には考えています。

――とにかく今回に関して、報酬が豪華だったり、スタミナ0で何度でも遊べたりするところはすごくいいですね。

Ver.2.0で進化! 武器や護符などの仕様を大胆に変え、『ドラガリ』再始動!

――今回のアップデートで、武器の仕様も大きく変わりましたね。今までは武器を作るのが大変でしたし、特定のスキルを持つ武器の作製が必要であるなどわかりにくい部分が多くありましたが、「ひとつひとつ作っていく」と言うよりは「ひとつひとつ開放していく」ような仕組みへと変えていただけて、すごくありがたいなと感じました!

岡田:
武器については、いろいろな画面を行き来してしまうことが大変だとか、作るのが大変だという声もありましたが、たぶん根本的な問題はそこじゃないだろうなと感じていました。作る過程がわかりにくく、そもそも作るべきものが明確でないことの方が問題だと感じていましたので、今回はそこをわかりやすくするために仕様変更を行いました。結果的に、「わかりやすくなった」「コンプリートする目的ができた」などの声をいただけて、改修して良かったなと思っています。

↑「オリジン武器」の作成画面。属性武器の作成など以前は画面が分かれてややこしかったところが、1画面でシンプルになりました。

――いっぽう、護符の方は、まだ僕も理解できていないところの方が多くて。もともと護符は1枚で2つのスキルがあったのを、ほぼ1つにしてしまうのは大胆なことをされたなあと。今まで使ってきた護符が、これまで通りに使えなくなっているところもあり、編成するうえでの試行錯誤が結構大変だなと思うのですが。それについて岡田さんの方では「しめしめ……」みたいな感覚もあるんですか!?(笑)

岡田:
(笑)。確かに、以前よりも装備しないといけない枚数が最大5つと増えているので、「何を装備したらいいのかわからない」とか「編成するのが面倒くさい」とかいった声もいただいています。そこは今後も調整していかないといけないと感じていますね。いっぽうで嬉しいと思う部分として、ユーザーさんが「このキャラにはこの編成がいいんじゃないか」などいろいろな組み合わせを楽しんでいただけているところは、うまくいったのかなと思っています。

――また調整を加えるとしたら、僕個人的には、例えば編成のコピーなどできたらいいなあと考えているんですけれど。

岡田:
コピーもいいと思っていますが、実はいま、護符のセット機能みたいなものを開発中です。パーティ編成のセット登録みたいな形で、護符だけのセットも登録できるようにして、1個セットを登録したら、そのセットを別のキャラに反映出来る、といった機能を開発中ですね。

――護符メインなんですね! それはいいかもしれないですね。例えば、属性は違うけれど性能が似てるキャラクターに同じ護符のセットを使い回す、みたいなことが可能になるわけですね。

岡田:
そうですね。武器や護符などもそうですが、『ドラガリ』のゲームの中にはいろいろな要素があって、そうした部分をもう少しうまく活用できないかなと思っていました。僕もディレクターになって、ユーザーさんの反応を見つつ、試行錯誤しながらアップデートを繰り返してきましたが、この2周年の大型アップデートが一つの答えかな、と思っています。
ここからもう一回「『ドラガリアロスト』再始動!」というのが、今のところの気持ちという感じですね。


↑3Dキャラの見た目もイラストに近い形で変化!

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