編集後記23年11月|ゲームと祈り・ご縁のつながり

「ゼルダの伝説」の実写映画化が発表となり驚かされた11月です。NDW編集部ではちょっとした強化合宿(!?)を行ったりもしていました。今回の編集後記は、それぞれの今月を振り返ってお届けします!

編集後記:ニンドリでつながったご縁が嬉しいひとこまに

編集部は別々であるのですが、雑誌「ニンテンドードリーム」との合同取材や連携も増えていきそうです。たとえばニンドリ1月号「ユメリちゃんTimes」のコミックを描いていただいているイラストレーターのことりさんと、告知の通り『ピクミンブルーム』のイベントに参加しました!ぜひ、両方あわせて見てみてください。

編集長・りふぁ

NDWの独自取材として、『FREDERICA(フレデリカ)』開発者インタビューを実施しました。実は私、ニンドリの編集部員になって初めて担当したメーカーさんが、マーベラスさんだったりするんです!

その頃のご担当者は別の方ではあったのですが、その後、この取材にもご登場いただいている塩田さんたちといろいろご縁がありました。そのうえで、こうしてインタビューを行うことになるとは…。なんとも不思議な感じでした!
本作を遊んでいない人にも伝わる、今だからこそのちょっとイイ話を冒頭に持ってきていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

さて。

取材とはまったく関係ないのですが、羽生結弦さんのアイスショー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd ”RE_PRAY” TOUR」のディレイ・ビューイングに行ってまいりました。
“自らの言葉とスケートで紡ぐ、繰り返される、魂への問いと“祈り”の物語”とのことなんですが、なんとゲーム音楽をメインに繰り広げられるアイスショーなのです!
ゲーム業界にかかわる人間は、見ておいたほうが良いに違いありません!

…というのは建前で、私の大好きなスーパーファミコンソフト『エストポリス伝記 II』の音楽が使われているということで、嬉々として観覧にまいりましたのです。
10月にはMUSICエンジンさんによる「ゲーム音楽コンサート 『エストポリス伝記 II』」が開催されたのですが、羽生さんから贈られたフラワースタンドが飾られており、本ツアーについてもチェックしていたのでした(現地チケットは外れました)。
※ゲーム好きで知られる羽生結弦さんが「自分の原点」と語るタイトルがスーパーファミコンの『平成 新・鬼ヶ島』(任天堂/ADV)と 『エストポリス伝記 II』(タイトー/RPG)とのこと

さて、ショーの内容がどのようなものだったかと言いますと。
「繰り返し戦う(相手を倒す)」「だんだん強くなる」ことや「リセットができる」といったことがドット絵で描いた映像とともに表現されていました。なんだか『UNDERTALE』を彷彿させますが実際その楽曲もチョイスされています。プレイヤーが無慈悲に魔物を倒した先に行き着く、「MEGALOVANIA」! 自分の選んだ行動が他人の生き死にを左右する葛藤のようなものが語られます。
(大好きな「Asgore」も演奏されて、我、歓喜…)

さてさて。ショーおよび演技はたいへん素晴らしいもので、羽生さんの技術はもちろん、その力強くも繊細な演技を存分に堪能いたしました。

しかしそれだけではなく、ゲームメディアに携わる者の視点でも見てしまいます。
率直に思ったのは、ドット絵の映像表現を見て「世間のゲームのイメージってこういう感じかな」と感じた点。ゲームの進化を追ってきた身としては、少しもの寂しく感じました。もちろん「ふだんゲームを遊ばない人にもわかりやすいもの」を表現されたのでしょうし、懐かしいポリゴンや現代的なCGで表現されてもどうするのよという話ですが…。なんだか業界の課題を残された気持ちになりました。
「戦う」「リセットできる」という点も、多種多様なゲームタイトル、それぞれの世界観や表現があるにもかかわらず、ステレオタイプなゲームのイメージです。
…前半は、そう感じていました。

が、後半。周回プレイの表現に、思わず笑み!冒頭の演技をもう一度繰り返すという、ゲームならではのプログラム。2周目のスタートです!
ここからが本当に伝えたかった、「ゲームが自分に与えてくれた世界」なのかな。自分の意思で未来をつかむことや、その魂の在り方。「Re Play」と掛けた「Re PRAY(祈り)」というツアー名に込められた思いも、さまざまなエンディングを味わってきたゲームファンなら、想像できるのではないでしょうか。

そして。私のお目当てである『エストポリス伝記 II』の楽曲が使用されたのは、通常プログラムではなく、なんと「エンドロール」映像でした。はじめ映像なのはちょっと寂しいなと思っていたのですが…素晴らしかった!
該当作のエンディングをモチーフとした、光の玉との共演!この際がっつりネタバレいたしますが光の玉=主人公&ヒロインの魂です。諦めず狂神に抗い、夫婦ともに自らの命を引き換えに地上を護って、子を見守りながら天に昇る主人公夫婦の魂!が!羽生さんの魂と共演している…!!
全エストファン、ボロ泣きの演出!!!!

ショーのテーマである、魂への問いと“祈り”の物語。そのエンディング。ああ、全部つながっちゃいました…。
羽生くんゲームを好きでいてくれてありがとう エストファンでありがとううううううう!!!!!
…ゲームメディアがなんだって? はいもう、以上です!

なにより、それらの編曲・演奏に、以前ご縁のあったMUSICエンジンさんがかかわっていたのも超嬉しかったです。

えーと。私の個人的な思いを置いておきましても…
ゲーム業界にかかわる人間は、見ておいたほうが良いに違いありません!
「ゲームが一人の若者に与えた影響が、どのような表現の世界をもたらしたのか」。見届けるべきだと感じました。ツアーですので、今後の機会をぜひ狙ってくださいませ。

・・・

思えば、冒頭で伝えた『フレデリカ』「祈り」は重要なテーマであり、「ヒロインはなぜピザが好物になったのか?」というインタビューの回答にも、その頃の状況(コロナ禍での開発)ならではの「祈り」が込められていたのです。

ゲームと現実の世界をつなぐ「祈り」の強さに、大きく胸打たれた11月となりました。

編集部とMUSICエンジンさんとの馴れ初めはこちら↓の記事も見てね!

編集部・サイ

最近の気候は「間髪入れずに冬到来!」といった感じですね。急に寒くなってきたせいか、ミカンが恋しいこの頃です。(出だしで毎回食べ物の話をしているような…?)

11月は取材や会食がありまして、久々に倉島一幸さんに会うことができました!
倉島さんはオニオンゲームスでアートディレクターを務める、私の大好きなお師匠(と勝手に呼んでいる)です。

メガネ不在につき画処理で合成しております

倉島さんとお会いしたのは、ニンドリ2022年9月号の『ライブアライブ』インタビュー以来。その頃から、連載コラム「倉ドリーム Picturediary」を私が担当していることもあり、今回はこうして直接打ち合わせができてよかったです。


しかも、この日はちょうど『スーパーマリオRPG』の発売直後。ゲームの話や店舗特典について情報交換したりと、楽しい時間を過ごすことができました。
お忙しい時期にお時間を作っていただき、本当にありがとうございました!

また、本誌ではご紹介ができなかったのですが、24年1月号にて結果発表した『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の人気投票に倉島さんも投票いただいておりまして…!
倉島さんの連載コラムを読んでいる方なら、どのキャラクターに投票したか、きっとお分かりですね。

倉島さん! テリー愛を感じる投票、ありがとうございましたっ!(言うんかーい)

また、この時期はNDW編集部での強化合宿も行われたのです!

メガネ不在につき両手で再現しております

編集長りふぁさん&カズヤプロデューサーと、黙々モクモクと作業デー。
あと、合宿中にご飯を作るという一大イベント(?)もあったり。
私は餃子を作ったりしたのですが、りふぁさんからは未体験だったサメソテーを振る舞ってもらい、食のレパートリーが広がった気がしました! マグロのソテーみたいな味で、とっても食べやすかったのです。

…こうして合宿の話をするとですね、作業については語ることがないし、となるとどうしてもお仕事以外の話になってしまいますね。ええ、決して遊んでいたわけではないのです!
ということを念押ししつつ、また次号の編集後記でお会いしましょう〜!

マリオ関連がまだまだ盛り上がっていくはず!

マリオが多すぎてマリオの記事が上げられない。なんのこっちゃですがそんな最近です。あちらこちらでひっぱりだこのマリオ専門ライター・kikai氏…はやくNDWにも戻ってきて〜!…というわけで、11月中にはお届けできなかったマリオ関連の企画記事が12月には公開されるでしょう…たぶん。
NDW更新情報アカウントもあわせてチェックお願いします!

今月のSTAFF
編集長:りふぁ
編集部:サイ
ライター:kikai
協力:ニンテンドードリーム編集部
プロデューサー:カズヤ

先月の編集後記はこちら

こちらの記事もどうぞご覧ください

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