冤罪脱出アドベンチャー x 弾幕シューティングが生まれるまで

実刑判決を受けた囚人たちが、冤罪を晴らすべくアトラクション内を探索していく「脱出アドベンチャーパート」と、アドベンチャーパートで集めた事件の証拠を活用しながら「弾幕シューティングパート」をクリアしていく『冤罪執行遊戯ユルキル』(Nintendo Switch:発売中)。
ディレクター兼プロデューサーを務めるイザナギゲームズ代表取締役・梅田慎介さんに会社の成り立ちや本作のコンセプトをうかがいました。
NDWでしか見れない、イザナギゲームズさんによる「弾幕シューティングパート」特別プレイ動画も公開します。


イザナギゲームズの成り立ち

元々小学校の時のファミコン時代からゲームが好きで、ファミコンは友達が泊まりに来て徹夜でやったり、パソコンを持っている友達の家に行って(パソコンは買ってもらえなかったので)PCゲームをプレイしたり、簡単なプログラミングを一緒にしてみたりしていました。
大学を出て最初に就職をしたのは都市銀行でしたし、29歳で起業した時もシステムの受託開発や教育システムなどを手がけており、ゲームとは違う業界でした。ただゲームはずっと好きだったので、プロデューサーとして小さくゲームを会社で作り始めて、そのうち大手と共同でゲームを開発するようになっていきました。その後ゲーム会社をいくつか立ち上げたりして、5年前に立ち上げたのがイザナギゲームズです。
直前の会社などではスマホ向けソーシャルゲームをメインで作っていたのですが、イザナギゲームズは新しいIPのコンシューマー向けゲームを作る会社を作り、世界に向けてリリースしていくという理念で立ち上げました。これまで『デスカムトゥルー』(Nintendo Switch等)や『ワールズエンドクラブ』(Nintendo Switch等)をリリースして今に至ります。

本作のスタッフが決まるまで

キャラクターデザインの清原紘先生とは一緒にお仕事をしたことがあり、共通の知人もいるため、『冤罪執行遊戯ユルキル』の企画を立ち上げる時にまず清原先生にお声がけしました。そして河本ほむら先生は清原先生からご紹介いただきました。私が「賭ケグルイ」のファンだったこともあり、是非一緒に作っていきたいと思いました。
本作のシューティングパートを開発したグレフさんは、以前私が代表をしていた会社が秋葉原に大きなフロアを借りていくつかの会社でオフィスをシェアしたときに、グレフさんもいらっしゃったので知り合いでした。今回このゲーム性にする時にシューティングパートの開発は、是非グレフさんにお願いしたいと思い丸山博幸社長のところに直接伺いご参加いただきました。
BGMの小見山優子さんはとある会社から最初ご紹介いただいて、いくつか作曲を依頼したところすごいクオリティをアップし続けてくれて、さすが『モンスターハンター』の作曲家さん! って驚いたのを覚えています。
メインのプログラムは当初、大阪にあるActive Gaming Mediaさんにお願いしておりましたが、途中からイザナギゲームズとエスカドラという会社で引き継いで共同で開発いたしました。

↑清原紘さんがデザインしたキャラクター達

本作のコンセプトは?

縦スクロールの弾幕STGは個人的にも好きな分野ですが、そこにナラティブ要素を取り入れたゲームはあるのですが、ストーリーやキャラクターの絡んだアドベンチャー要素を入れたものはあまり見当たらないので実現したいなと思いました。
そしてこのゲームを最後までプレイするとより分かって頂けるのですが、このゲームでしか実現できないような演出などもありまして…、そういった演出を実現したいという思いもありました。

↓謎を解きながら事件の手がかりを集めていく「脱出アドベンチャーパート」

 

 

 

↓「弾幕シューティングパート」。機体によって性能が異なる。途中、集めた証拠を元に事件の真相に迫るシーンも

Nintendo Switch版リリースにあたっての思い

スコアランキングなどもありますので、多くのユーザーに遊んでもらえるプラットフォームとしてNintendo Switchでもリリースすることにいたしました。
Nintendo のための最適化などかなり行いましたので、楽しくプレイしていただけると幸いです。

本作のお勧めゲームシステム

謎解きではヒントのシステムがありまして、謎解きが苦手な人はヒントを見て頂くとかなり解きやすくなります。またシューティングでは、アドベンチャーのストーリーをより理解していればいるほど、有利に進めることができます。
弾幕シューティング自体の特徴としては、アウトバーストというシステムがあります。敵を倒すと発生するマテリアルを吸収するとゲージが溜まり、それを消費することでアウトバーストショット、アウトバーストボムという特殊攻撃を行えます。戦略的にアウトバーストゲージの使用を考えることが攻略の糸口になります。

↑本作に登場する様々な機体の能力とボムを活用してコンボを繋げている、イザナギゲームズさん特別プレイ動画!

冤罪執行遊戯ユルキル
■イザナギゲームズ
■2022年5月26日発売
■パッケージ版、ダウンロード版ともに7678円(込)
■冤罪脱出アドベンチャー&弾幕シューティング
■CERO15歳以上
■プレイ人数:1人
『冤罪執行遊戯ユルキル』公式サイトはこちら
実刑判決を受けた囚人たちが、事件の被害者とされる執行人とチームを組み、共に真相を解き明かす手がかりを探していく「脱出アドベンチャーパート」と、仮想空間で行われる「弾幕シューティングパート」でボスも登場するシューティングゲームをクリアしながら、アドベンチャーパートで手に入れた証拠を突きつけることで執行人の脳に潜む偏見を破壊し、真実を追求していく。

©IzanagiGames, Inc.

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