インディーゲームの愛と熱意が交錯する夏の祭典!「BitSummit the 13th」レポート

真夏のインディーゲームの祭典「BitSummit」に行ってきました!
任天堂ブースやNintendo Switch / Switch 2 で遊べるタイトルをはじめ、工夫を凝らしたユニークな展示ブースなど、会場で出会った「楽しい発見」を写真とともにレポートします!
(ライター・かよ)
目次
世界中のインディーゲームが集結!「BitSummit the 13th」
2025年7月18日(金)・19日(土)・20日(日)に京都市勧業館「みやこめっせ」にて「BitSummit the 13th」が開催されました。
※18日はビジネスデー

BitSummitは、毎年京都で開催されている日本最大級のインディーゲームのイベントです。「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という趣旨のもと、2013年に第1回目が開催され、今年で13回目を迎えます。
会場内には、国内外の多種多様なゲームが集まります。展示ブースでゲームを試遊したり、会場内に設置されたステージを観覧したり、来場者は思い思いにイベントを楽しみます。

任天堂の“Indie World”ブースは3タイトルを展示
任天堂も“Indie World”としてブース出展をしています。
一般日の入場は事前抽選制で、『オバケイドロ2』『PICO PARK 2』『Hades II』の3タイトルを遊ぶことができました。

また、ブースの入口受付では「Nintendo Magazine Switch 2 特別号」が配布されたほか、試遊すると「Indie Worldオリジナルタオルハンカチ」をもらうことができました。

『PICO PARK 2 + MOUSE STAGE』で協力プレイを満喫!
3タイトルのうち、私はパズルゲーム『PICO PARK 2』を選び、スタッフの方々と4人でNintendo Switch 2の専用ステージを試遊しました。Joy-Con 2のマウス操作を使って「ピコキャット」を移動させたり、ジャンプをさせたりしながら、新ステージの攻略を目指します。
プレイヤー同士の協力が必須の本作。「このスイッチは私が押します!」「ここは高さが必要だから、みんなで重なろう!」と、気づけば自然と声をかけ合っていました。みんなで協力するからこそ、無事にゴールできた時の喜びはひとしおです!

試遊では4人でプレイしましたが、『PICO PARK 2』の最大プレイ人数は8人です。ピコキャットを重ねて、高い場所にある鍵を手に入れるなど、ステージ攻略には協力プレイが必須です!
会場内で見つけた気になるタイトルをピックアップ
国内外のさまざまなゲームが集結するBitSummitの会場内を歩き回り、たくさんのタイトルを試遊してきました!実際にプレイをしてみて、私が特に気になった3作品をご紹介します。
いずれも、Nintendo Switch / Switch 2で発売を予定しているタイトルなので、ぜひチェックしてみてください!
オバケとニンゲン、総勢8人で追いかけっこ対決! 『オバケイドロ2』
『オバケイドロ2』は、任天堂ブースのほか、株式会社フリースタイルのブースでも楽しむことができました。

試遊では、最大プレイヤー数の8人のうち、2人が「オバケ」、6人が「ニンゲン」となり、追いかけっこ対決をしました。
オバケは、すべてのニンゲンを捕まえられたら勝利。ニンゲンは、制限時間3分以内に1人でもオバケから逃げ切ることができれば勝利です。

私はニンゲン側で参加しましたが、開始早々あっさりとオバケに捕まり牢屋の中へ…。このままゲームオーバーを迎えるのかと絶望していたら、仲間のニンゲンが牢屋の鍵を素早く解錠し、助け出してくれました。
ラスト30秒では、私以外のほか5人のニンゲンが捕まってしまい大ピンチに!オバケに追いかけ回されながらも、仲間たちからの応援の声に励まされ、どうにか逃げ切り無事にニンゲンが勝利しました。
「追いかけっこ」というシンプルなルールながらも、ハラハラドキドキが止まらない濃密なプレイ体験でした。

また、ブースには愛らしいキャラクターのアクリルスタンドやパネルが展示され、写真撮影を楽しむ姿も見られました。『オバケイドロ2』は、2025年夏に発売予定です。
魅力的なキャラクターとキャンプ旅!『HYKE:Northern Light(s)』
ANIPLEXのブースでは、2D見下ろし型アクションRPG『HYKE:Northern Light(s)』を試遊しました。
本作の主人公は、白髪の少女「ハイク」。魔女である母の足跡をたどり、キャンプをしながら仲間たちと共に世界をめぐる旅を続けています。
展示ブースには、アウトドアチェアやランタンなどのキャンプギアが用意され、作品の世界観に入り込んでゲームを楽しむことができました。

本作は、主に「探索パート」と「キャンプパート」の2つに分かれます。試遊では、キャラクターを操作して敵を倒し、ステージを攻略していく「探索パート」を体験しました。
「探索パート」では、主人公のハイクはもちろん、それぞれ特有のスキルを持つ仲間の魔女たちを自由に交代させてプレイすることができます。近距離・遠距離攻撃が得意なキャラクターがいたり、敵を足止めできる能力を持つキャラクターがいたりと、どの魔女も魅力たっぷり!
きめ細やかな2Dドットで彩られる美麗なグラフィックやアクションに心奪われました。
『HYKE:Northern Light(s)』は、2025年夏に発売予定です。

不気味な世界観がクセになる!?『FAITH: The Unholy Trinity』
株式会社ハピネットのブースで異様な雰囲気を漂わせていた、ホラーアドベンチャーゲーム『FAITH: The Unholy Trinity』。2017年にデモ版、2022年の英語版でSteamにて「圧倒的評価」を得た本作の日本語版が、2025年8月7日にSwitchで発売されます。
ブース内では、発売を控える日本語版を試遊することができました。

プレイヤーが操作するのは、主人公の司祭「ジョン・ウォード」。聖なる十字架を使って悪魔を祓ったり、呪われた遺物を浄化したりしながら探索を進め、謎に満ちたストーリーを解明していきます。
探索マップを移動している間も突如として悪魔が襲ってくるので、プレイヤーは常に緊張を強いられます。
また、8ビット風のピクセルアートで描かれる独特の雰囲気が特徴の本作。実際の映像を元に制作された「ロトスコープ」のイベントシーンは秀逸で、ぬるぬると動く不気味な映像がプレイヤーの恐怖をさらに煽ります。
ホラーが苦手な私ですが、ストーリーや謎解きが気になって先に進まざるを得ず、悲鳴をあげながらも奇妙な世界観にどんどんと引き込まれていきました。
本作はプレイヤーの行動によって物語が分岐し、全3チャプターと12のマルチエンディングが用意されているのだそう。手強いボスとの戦いも繰り広げられるようで、やりごたえは十分です!

ユニークな展示ブースやノベルティも必見!
ゲームをより楽しんでもらえるように、展示ブースを飾りつけたり、チラシやノベルティを配布したり、出展者はさまざまな工夫を凝らして来場者を迎えます。会場内で特に印象的だった2つのブースを写真とあわせてご紹介します!
仕掛けあるフォトスポットやマスコットキャラのサインも!「集英社ゲームズ」
集英社ゲームズのブースでは、大好評発売中のミステリーアドベンチャー『都市伝説解体センター』のフォトスポットが登場。フラッシュ撮影するとセンター長の廻屋渉が姿を現す特別仕様で、多くの来場者を驚かせました。

また、『都市伝説解体センター』のマスコットキャラクター・トシカイくんと、2026年に発売予定のアドベンチャーゲーム『シュレディンガーズ・コール』に登場する猫のハムレットを見つけると、特別なスタンプを押してもらえる楽しいイベントも用意されていました。
「図書館」をテーマに独創的な世界観を演出。「room6・ヨカゼ」
インディーゲームレーベル「ヨカゼ」を運営する株式会社room6は、「図書館」をテーマにブースを展開。各ゲームタイトルを図書館の本に見立てて展示したり、ノベルティで「しおり」や「読書カード」を配布したり、会場内で特に異彩を放っていました。
ブース内には、グッズを購入した人もしくはウィッシュリスト登録をした人のみが入れる「禁書庫」も…。細部にまでこだわりが詰まった、魅力的な展示内容でした。

“インディーゲーム愛”がさらに深まりました!
新作タイトルを試遊したり、作品の世界観を表現した展示ブースを見て回ったりする楽しさはもちろんのこと、開発者の方々と直にお話しができることも魅力のひとつです。
インディーゲームを愛する人々があちこちで交流を深め、会場は夏の暑さに負けない熱気に包まれていました。
例年7月に開催されるBitSummitですが、来年2026年は5月22日(金)〜24日(日)開催予定とのこと。ゲームの発売はもちろんのこと、今後の開催も楽しみです!
<関連リンク>
▶︎ BitSummit the 13th 特設サイト
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