【レビュー】マウス両手操作のバスケは「意外と○○」だった! 『Drag x Drive』オンラインプレイレビュー

Nintendo Switch 2 のマウス操作を使う新感覚バスケゲーム『Drag x Drive(ドラッグ アンド ドライブ)』を先行体験! オンラインプレイレポートをお送りします。
※この記事は8月13日時点での情報を追記しています
(レビュアー:ニンドリ編集部ひろぽん)
目次
意外とマウス操作がダイナミック!
8月14日(木)に配信される『Drag x Drive』は、車椅子のような「ビークル」に乗って行う3vs3のバスケゲーム。特徴はなんといっても、Joy-Con 2を左右に持って行うマウス操作です。
筆者は今回が初プレイで、バスケの知識もほぼゼロという完全初心者だったのですが、結論から言えば「知識ゼロでもすんなり遊べて、ゴールもそこそこ決められて超楽しい!」というのが素直な感想です。
仕組みはシンプルで、左のJoy-Con 2がビークルの左車輪、右のJoy-Con 2が右車輪というイメージ。車輪を漕ぐように、両方のマウスを前に滑らせれば前進、左だけを動かせば右に旋回…という感じ。基本操作はチュートリアルでしっかり教えてもらえるし、プレイヤーが集まる「パーク」で存分に練習ができるので安心です。

正直、マウス操作って「繊細」なイメージがあったんですけど、『Drag x Drive』の場合は「ダイナミックで直感的」なのが思っていた以上に新鮮! 個人的には、初めてWiiリモコンに触れたときに似た感覚さえあります。長年マウスを日常的に使ってきましたが、「両手にマウスを持ってガシガシ前に動かす」なんて体験は初めてかも?
操作が直感的なおかげで、画面内のキャラとの一体感もあり、試合が白熱してくるとマウスを持つ手にも思わず力が入ります。最初のうちは力が入り過ぎて腕が疲れてしまうほどでしたが、 慣れてくれば控えめな動きで効率よくプレイできるようになりそうです。
マウス操作にはある程度のスペースが必要ですが、机を片付ける必要はありません。膝の上、太もも辺りでマウスを滑らせる方法でも快適にプレイ可能で、むしろこのスタイルがいちばんラクかもしれません。

椅子に座っているときは膝上、ソファや床に座っているときは身体の横で操作するのがオススメです。基本的にマウスの動きは前後のみで、左右に動かす必要はないので、実はそれほど広いスペースは必要なさそう。ゲーミングチェアなら手すりの上でも操作できるかも?

意外と初心者でもゴールできる!
試合のルールはとてもシンプルで、ボールを相手ゴールのリングに入れるだけ! 相手にぶつかって妨害するのもぜんぜんアリです。
唯一注意すべきは、「攻撃時は14秒以内にシュートしなければならない」という点。14秒を過ぎると相手チームのボールになってしまうので、積極的に攻めていきましょう。

ボールに触れればキャッチでき、L+Rボタンで味方にパス。シュートはボールを持った状態でJoy-Con 2を軽く振るだけでOK。「リングのほうを向いた状態で」、「リングの近くで」、「じっくり構えてから放つ」とシュートの成功率が上がりますが、状況によっては速攻で打つのも重要です。
相手にボールを取られたときは、正面からぶつかればタックルでボールを奪うことができます。正面からでなくとも、勢いよくぶつかれば体勢を崩せることも。相手がシュートしたときは外れることを祈りつつ、リバウントに備えましょう。

選手(ドライバー)は3タイプ。
・オールマイティに何でもこなせる、平均的な能力の「フォワード」
・フィジカルに長けた「センター」
パーク内でメニュー(Xボタン)を開き、「キャラ」の項目を選べばいつでも変更可能です。さらにヘルメットの形や色、プロテクターの背番号などもカスタマイズできます。


初心者には「ガード」がオススメです。加速力を活かして一気にゴールまで突進し、ハーフパイプを使ってジャンプからのシュート! この速攻ムーブが意外と決まります。操作に慣れていないうちは、旋回しやすいガードがいちばん扱いやすい印象です。

もちろんフォワードで臨機応変に立ち回ったり、センターでゴール下に陣取って味方からのパスから確実にシュートを決める戦法もアリ。フレンドと役割分担しつつ、ゲームチャットで連携すればめちゃくちゃ盛り上がりそう…!
意外とトリックが奥深い!
基本操作に慣れてきたら、「トリック」に挑戦してみましょう。トリックを絡めたシュートを決めると、スコアに小数点単位のボーナスが加算されます。この加点が勝敗を左右することもあるので、積極的に決めていきたいところ!
中でもハーフパイプエアは比較的決めやすいトリック。ゴール付近のハーフパイプで勢いをつけて大ジャンプし、空中で旋回すれば成立します。この状態でシュートを決めれば加点されるほか、ハーフパイプ エア中にゴール付近でシュートすればダンクとなり、さらに大きく加点されます。
要するに「ハーフパイプからジャンプしてシュート=トリックシュートになってボーナス!」ってことですね。

他にも、車輪の片方を浮かせるティルティング、連続でティルティングすることでその場でジャンプするバニーホップなどがあります。これらの操作方法も、メニュー画面の「ヘルプ」でいつでも確認可能。

これらのトリックは「必須ではないけれど、使いこなせれば確実に有利になる」という絶妙なバランス。最初のうちはビークルを動かすのに精いっぱいで、なかなか使いこなすところまではいかないかもしれませんが、トリックの存在を知っておくだけでも役立つはず…!

バスケだけじゃない!? みんなが集まる「パーク」のアソビいろいろ
車椅子のような乗り物「ビークル」の独特な操作感や試合の醍醐味、「トリック」と呼ばれる特別なアクションに続いて、次はプレイヤーが集まるアソビ場「パーク」に注目します!
友達や世界の誰かと対決! 3つのモードが遊べる「パーク」

パークには最大12人まで入場可能。同じ腕前のプレイヤーが集まる「ランダムパーク」、フレンド同士で集まれる「フレンドパーク」の2種類があります。

ここでは主に「試合」「レース」「リバウンドスクランブル」の3つが遊べます。
参加姿勢はメニューの「スタンス」から設定でき、どの遊びにどれくらい参加するかを自由に決められます。試合については前回お伝えしたので、今回はまず「レース」から挑戦してみました!
数十秒で勝敗が決まる! スピード勝負の「レース」
ルールは簡単。決められたチェックポイントを通過し、最も早くゴールした人が勝利です。パークの設備そのものがコースになるしくみで、いろいろ障害物もあるため一筋縄ではいきません。

レース開始のカウントダウン中にも、ビークルの車輪を漕ぐことができます。ここでしっかり溜めておけば……

スタートダッシュ成功! 加速に長けた「ガード」にしていたおかげもあるのか、イイ感じでリードを取ることができました。このまま突き進め! 行け行け行け~~!

行け行け行…

転倒。ジャンプ中、他のプレイヤーと接触したりして体勢を崩すと、着地失敗して転んでしまうこともあるようです。ジャンプ時は接触に気を付けるのはもちろん、車輪を必死に漕いだりせずスムーズな着地に備えるほうがいいのかも…。

とか考えているあいだにメチャメチャ追い抜かれました。なんとか起き上がって猛ダッシュ!
パンチングボールのような障害物が立ち並ぶエリアは端っこを通り、カーブの内側をキープします。

大縄跳びはロープが上に上がった瞬間を狙って通り抜けます。ここ、タイミングが悪いとハマって全然先に進めなかったりするので、トリックの「バニーホップ」を使うか、左右の端の隙間を狙ったほうがよさそう。
ダート地帯に踏み入れるとかなりの減速になってしまうので、しっかり回避!

なんとか3位でゴール! 序盤に大転倒をかましたわりには健闘できたのではないでしょうか。

1レースにかかる時間は数十秒くらいで、サクッと遊べてサクッと終わります。パークで人数が揃うのを待っている時、フレンドが集まるまで時間が空いた時など、気分転換に遊んでみるとちょうどよさそう!
アドバイスとしては、とにかくジャンプ後の転倒と大縄跳びに気をつけてください。この2つは大幅なタイムロスにつながるので…。
ちなみに、パークごとに設置されている障害物が異なるようす。新しいパークに入るたびに、新鮮な気分でレースを楽しめそうです。
なお、レースでみごと1位を飾ると指輪のような「トロフィー」をもらうことができます。
トロフィーの入手手段はいろいろあって、一定数以上集めることで、キャラのカスタマイズに使える新しいヘルメットなどがもらえるようです。やり込み派の人はトロフィー集めにもチャレンジしてみては?
ボールを一番最初にキャッチする「リバウンドスクランブル」
続いてリバウンドスクランブルにも挑戦してみました。これはパークの天井から発射されるボールを、最初にキャッチすれば勝利というルールです。レースと同じく、カウントダウン後にいっせいにスタート!
ボールは高くバウンドするので、着地地点を見越して移動しなければなりません。ビークル操作に慣れていないと、これが意外と難しい…! もちろんライバルたちも集まってくるので、激しいぶつかり合いも発生します。トリックを使って高さを稼ぐ手もあるかも…。

誰かがボールをキャッチした時点で終了! ボールに近かったプレイヤーから順位が決まります。これもレースと同じく、短時間で思わず白熱してしまうミニゲームです。
ひとり用のミニゲームも充実!
パーク内には、ひとりで遊ぶことができるミニゲームもたくさん用意されています。あちこちに設置されている、ホログラムのアイコンからプレイ可能です。

例えば「スプリント」は、短い直線距離のタイムアタック。どれだけフルスピードを出すことができるかという、非常にシンプルなレースです。
こちらは時間内に何点ゴールを決められるか競う「シュートコンテスト」。
これらのミニゲームの記録はパーク内で共有されるので、仲間と競い合うこともできます。ここで紹介したのはごく一部で、ゲームを進めれば遊べるミニゲームもどんどん増えていくようです。なかなか遊びがいがありそう!
『Drag x Drive』のパークは、待ち時間や休憩中に遊べるコンテンツが充実していて、仲間と一緒でもひとりでも楽しめる作りになっています。バスケの試合はもちろんのこと、ミニゲームもシンプルながら思わず白熱してしまうものがたくさん。気軽に楽しみたい人から、記録更新に励むやり込み派まで、幅広く満足できること間違いなしです!

『Drag x Drive』は8月14日(木)配信!
8月14日(木)の配信に先駆けて、本作の3×3の試合を先行体験できる『Drag x Drive オンライン体験会 Global Jam』が開催されました。

オンライン体験会では全世界で行われ、世界中のプレイヤーが配信を前に大盛り上がりだったようす。『Drag x Drive』は、2025年8月14日(木)配信。試合開始まで、もうまもなくです!
<製品概要>

配信日:2025年8月14日
価格:1,980円(税込)
対応ハード:Nintendo Switch 2
<関連リンク>
▶︎ マイニンテンドーストア – Drag x Drive
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