マリオ、ゼルダ、DQX…キャベツ!? 漫画家の山田孝太郎さんとゲームの話をする会

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「作家性を感じるゲームはいいな」

りふぁ:
子供の頃の思い出のゲームとか、今まで遊んできた好きなゲームは、どういうものですか?

山田:
子供のころは『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー(以下FF)』1本を1年くらいずーっと遊んでいた感じですね。ファミコンディスクシステムも買ってもらえなかったので、『マリオ』は1、3、ワールド、64、サンシャイン…

りふぁ:
すごいやってるじゃないですか。

山田:
当然『ギャラクシー』も…。Switchの『オデッセイ』はこれからですね。『ゼルダの伝説』はスーパーファミコン(以下SFC)からかな。SFCの頃は、スクウェアのソフトなどもよく遊びました。でも一番の思い出のSFCタイトルを挙げるなら『ドラゴンクエストⅤ』かなー。

りふぁ:
本数遊べなかったと言いつつ、押さえるべきところを押さえている感じがスゴイですね。

山田:
任天堂のタイトルはやっぱり安定感があって裏切られないですね。遊んだ時期が時期なのもあると思いますけれど、マリオは『スーパーマリオワールド』がけっこう好きで。音楽とか色彩感覚とか。ノコノコがいっぱい並んでいるところとか感動しました。

りふぁ:
えっ、そこですか(笑)。

山田:
ファミコンはいっぱいキャラが並ぶと消えちゃうじゃないですか。

りふぁ:
(笑)。ちなみに『ゼルダの伝説』シリーズだと、思い出の1本は何ですか?

山田:
インパクトでいったら『ムジュラの仮面』です。

りふぁ:
みんな『ムジュラの仮面』って言いますよね(笑)。私も大好きですけど。

山田:
「月が落ちてくる」という発想が衝撃でしたね。同じ3日間を繰り返すとか、ゲームでこんなことができるんだ、って。

りふぁ:
『ブレス オブ ザ ワイルド』はどうでした?

山田:
面白かったですね。子供も結構ハマってくれたのが大きくて。
『スカイウォードソード』も面白かったんですけど、相棒のファイが敵の弱点を教えてくれるので、開発者の言う通りにクリアするものになるじゃないですか。それが『ブレス オブ ザ ワイルド』は正解がひとつじゃないので、冒険している感がすごくよかったですね。

りふぁ:
そうですね。用意された幾通りかの解答ではなくて、自分のとった行動がちゃんとその世界の中のものとして計算されるので、果てしない自由度があって。それがしっかりと冒険感につながるんですよね。

山田:
あと、適度な難しさがあってよかったです。ガーディアンとの戦いは緊張感がありますし、弱い装備や少ないハートでも工夫して挑戦できたりとか。それでいてうちの子供でも、少し練習するとガーディアンを倒せたりするんで、親子で楽しみました。ライネルは倒せないから父ちゃんやってよ、みたいになりますけど(笑)。

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りふぁ:
…こうして話を聞くと、『FE』のようなゲームはあまり遊んではこなかった感じです?

山田:
シミュレーションゲームは、ファミコンの『SDガンダム ガチャポン戦士2 カプセル戦記』がよくできていて好きでしたね。マップはマス目で、戦闘はアクションなんです。
『FE』シリーズに手を出したのは、コミック「FE 覇者の剣」の連載が決まってからですが、まずSFCの『FE 紋章の謎』『FE 聖戦の系譜』『FE トラキア776』をプレイしました。

りふぁ:
やってみていかがでした?

山田:
どれもすごく面白かったですよ!システムもしっかりしてるし、顔グラフィックや音楽も好みだったのも大きいです。
特に印象的だったのは『聖戦の系譜』でした。大河ロマンで、すごいストーリーだな…と。

りふぁ:
すごいストーリー(笑)。

山田:
すごいストーリーのゲームは好きですね。親世代に悲劇があって、子供たちが仇をとっていく…。極限状態、大きな悲しみなどがあったほうがドラマとしては振れ幅が大きくなると感じるので。『ドラゴンクエストⅤ』なんかもそうですし。

りふぁ:
ああ…その共通点は気づかなかったです。親世代は数奇な運命に翻弄されて、子供がその意志を引き継いで…、と。

山田:
作り手の意思を感じます。作家性を感じるゲームはいいなと思いますね。

「顔知った友人とやれるくらいが面白い」

りふぁ:
山田さんは、ゲーム実況動画もけっこう観ていますよね。

山田:
そうですね、友達同士で対人戦ゲームをやっているのとか、大学時代に4人で集まってN64で遊んだのを思い出したりしますね。

りふぁ:
ああ…本当、そうですね。私も『かまいたちの夜』を6人くらいで集まって遊んで、セリフを読み上げて楽しんだりしてました。今でいえば実況動画をみんなで楽しむのと似ているのかもって、ふと思い出したりします。

山田:
ははは。『かまいたち』、とんでもない方向にシナリオいったりしますよね(笑)。

※かまいたちの夜=SFCのテキスト型アドベンチャー。シナリオ上の選択肢を選びながら殺人事件の犯人を突き止めていく、ホラーと推理を楽しめるゲーム。繰り返し遊ぶうちに、スパイ編などとんでもないシナリオに分岐することも。当然1人用です

りふぁ:
4人で集まって遊んだN64ソフトっていうのは、『マリオカート64』とかですか?

山田:
そのときは『ゴールデンアイ007』ですね。対戦でトイレにリモート爆弾しかけたりとか。チョップで倒したり。めちゃくちゃ面白かったなぁ。

りふぁ:
4人対戦が盛り上がる鉄板タイトルですねー!

山田:
『マリオカート』を一番やったのは、ゲームキューブの『マリオカート ダブルダッシュ!!』です。仕事場で、スタッフみんな若かったので。休憩時間に遊んでいました。順位が後ろの方がアイテムが強かったんで、「前へ行けよ!」みたいなヘンテコなレースになって、大爆笑して終わる、みたいな感じでした。

りふぁ:
あぁ、わかるー…。楽しそうですね!

山田:
それと『大乱闘スマッシュブラザーズ DX』。『スマブラ』は、ガチよりは顔知った友人とやれるくらいが自分は面白いですね。

りふぁ:
そうですね。どんなソフトもみんなで遊ぶと楽しかったりしますし…と編集部で実感しました。山田さんは、今であれば、『スプラトゥーン』の大会に出よう、みたいなことはないんですか?

山田:
面白そうですけど、さすがにそこまでは(笑)。チームを組んでやっていくような感じだと、やりすぎてしまう関係で難しいですね。突発でその日だけ、とかなら全然かまわないですが。

りふぁ:
漫画家対抗スプラ大会とかあれば面白そうですね!

山田:
いまはそこまで遊んでいる場合でもないというか、連載を抱えている都合遊んでると怒られるので。『スプラトゥーン2』のガチマッチをちょっとやって、その日の自分のコンディションを確かめるような程度、という感じです(笑)。

りふぁ:
ちょっと遊べるから本当にいいですよね。
…それでは、最後にひとつ。今でもゲームを作りたいと思うこともあるんでしょうか?

山田:
今は無いですね。絵を描いて貢献できればと思っています。
だから、『FE ヒーローズ』で参加できているのはありがたいですね(笑)。


お忙しいなか、ゲームについて、たっぷり語ってくださった山田先生。

そんな山田先生に興味をもった人は、ぜひ画集もチェックしてくださいね。いろんな見方ができて、より楽しめると思います!

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