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マリオ、ゼルダ、DQX…キャベツ!? 漫画家の山田孝太郎さんとゲームの話をする会


漫画家・山田孝太郎先生の、初の画集が発売に!(上のイラストは山田先生のオリジナル)
繊細な描画、ダイナミックな構図、造形美溢れるドラゴン…。
時代に合ったキャラクターデザインでみんながときめくファンタジーの世界観を描く、実力派の漫画家先生!

…なのですが、どうやら我々と同じく、とてもゲームが好きなお方らしい…?
そこで、画集の発売記念を理由に、山田先生とゲームについて語ってきました!
任天堂タイトルの思い出や、ドラゴンクエストX、スプラトゥーン、そしてNINTENDO 64の幻のソフトなど…さまざまなタイトルが飛び出します。
その内容はニンテンドードリーム11月号に掲載したのですが、誌面では割愛したお話も。
それらを盛り込み、再編集したものをココNDWで公開します!
お話に興味をもった人は、ぜひ画集もチェックしてくださいね。

山田孝太郎
漫画家・イラストレーター。
漫画「ファイアーエムブレム 覇者の剣」で連載デビュー。
「ソードアート・オンライン プロジェクト・アリシゼーション」などのコミカライズ作品や、TCG「ファイアーエムブレム0(サイファ)」など多数の作品のイラストを手掛ける。[HPTwitter]
りふぁ(聞き手)
任天堂専門ゲーム雑誌、ニンテンドードリーム編集長。
ニンドリの前身である雑誌「64ドリーム」の読者から、ライター、編集者を経て、初の女性編集長に就任。[Twitter]

[1]ついにこれを自慢するときがきてしまいました
[2]想像を膨らませて、それで漫画家になったのかもしれないです
[3]作家性を感じるゲームはいいな
 


「ついにこれを自慢するときがきてしまいました」

りふぁ:
山田先生の画集が発売!
ということで、ふつうであればお仕事である絵についてお話を聞くところだと思うんですけど、それは別の機会にしておいて…。
今回ニンドリでは「山田先生はこんなにゲーム好きな方なんだよ!」ということを、読者の皆さんにも知ってもらおうと思いまして。
山田:
ありがたいです。ついにこれを自慢するときがきてしまいました。

りふぁ:
切り札らしきものがしょっぱなから出てきた! なんですか、これは!
山田:
僕の友人に、任天堂に就職した男がいまして。Wii『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が出る直前くらいのころに、彼の結婚式に呼ばれて京都まで行ったんです。それで「もしかして…」と思ったら、予想通り宮本茂さんがいらしたんです! 教会での挙式で、ちょうど目の前の席に。
※宮本茂さん=スーパーマリオシリーズ、ゼルダの伝説シリーズの生みの親として知られる、任天堂のゲームクリエイター。
関連記事 CEDEC 2018に宮本茂さん登壇!「響き合う人同士で話し合えばアイデアは出てくる」
りふぁ:
ファミコンカセットを持っていったんですか。確実に狙ってますよね(笑)。
山田:
それで、「後でサインをお願いします!」「後で書くのは難しいかもしれないから今書いちゃおうか」みたいなやりとりをして、その場で書いてくれて。一緒にいらした手塚卓志さんのサインも入りました。カセットは色褪せちゃってるけど、宝物になりましたね。

※手塚卓志さん=ファミコン発売の翌年に任天堂に入社。『マリオ』シリーズ、『ゼルダ』シリーズなど多くのタイトルを宮本さんとともに手がけてきた。『ヨッシーストーリー』、『どうぶつの森』といったシリーズのプロデューサーを務めたことも

りふぁ:
当時遊んでいたカセットなんですか?
山田:
そうです。ふつうにケースから出して持っていきました。
りふぁ:
だとしたらむしろキレイですし、思い出の品としてすごいものになりましたね!
山田:
箱とかまではとっといてなかったですけど。

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