『スーパーマリオブラザーズ』はゲーム&ウオッチでも出ていた!どんなゲーム内容か紹介します

『スーパーマリオブラザーズ』がゲーム&ウオッチでも出ていたことをご存じでしょうか?
任天堂の情報が毎日届くアプリ「Nintendo Today!」でも5月8日に紹介されたこのゲームが、どんな内容なのか紹介します。
海外のみ発売のゲーム&ウオッチ
ゲーム&ウオッチは、小型の携帯型液晶ゲーム機。
ゲーム&ウオッチの『スーパーマリオブラザーズ』と聞くと、2020年に出た「スーパーマリオブラザーズ35周年記念」の本体を思い浮かべるかもしれませんが、実はそれよりも昔の80年代に海外で出ていました。
1986年発売のクリスタルスクリーン版と1988年発売のニューワイド版の2種類があり、ゲーム自体はほぼ同じですが、グラフィックが若干異なります。
本体としては、クリスタルスクリーン版は画面が透けている、という特徴を持っています。


日本では一般販売されておらず、1987年発売のディスクシステム用ソフト『ファミコングランプリ F1レース』の大会の景品として10,000名にプレゼントされました。
原作要素を上手く落とし込んだアクションゲーム
ゲーム&ウオッチは、決められたパターンをON/OFFして表示するセグメント表示のモノクロ画面に、キャラクターを操作してハイスコアを目指すシンプルなゲーム構成。
そんなゲーム&ウオッチの特徴はそのままに、『スーパーマリオブラザーズ』のゲーム性を落とし込んだのが本作です。
本作でもキャラクターのほかに、ます目状にパターンが用意されており、この黒い線が地形に、ときにはファイアバーやリフトとなって、コースを構築します。

ゲームは原作同様、横スクロール型のアクションゲーム。ジャンプで障害物を越えながら右へと進んでいき、ゴールを目指します。
8つのワールドが用意されており、スタンダードなコースはもちろん、カベに押し流されないように進む水中コースや、リフトを渡るアスレチックコースもあります。見た目の変化は乏しいですが、表示パターンの変化だけで多彩なコースバリエーションを感じられます。


コースにはジュゲムやキラーといった敵が出てきたり、スターや隠し1UPキノコもあったりと、原作再現度はなかなかのもの。コーススタート時やクリア時にはお馴染みのメロディーも流れます。

表示はシンプルながらも、細かい原作再現もされており、遊びごたえはしっかりとマリオ。
マリオならではのゲーム性を上手く落とし込んだ内容となっています。
(ライター kikai)
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