【ネタバレ編】クッパとJr.のシーンを語る!! 宮本茂さんインタビュー「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」
映画の公開直前インタビューを掲載しましたが、宮本茂さんはお気に入りのシーンとしてさまざまな場面を具体的に語ってくれました。そういったまだ観ていない人にはネタバレになってしまうシーンについては、こちらの記事でお届けします!
ぜひ、場面を思い返しながらお楽しみください。
※公開直前インタビューをまだお読みでない方は、こちら↓からご覧ください。
◾️親子関係に注目!クッパとクッパJr.のお気に入りシーンは?
ーー クッパは悪役を演じるキャストというお話もありましたが、今回クッパJr.が登場したことで、良き父親といいますか、彼の悪役じゃない面も描かれました。
宮本 クッパはただの悪役ではなく、マリオ劇団の中での主に悪役担当という人なので、可愛いところがあってほしいな、許せるところがあってほしいなと、ずっと思っていたんです。
今回ははじめから小さい姿で登場して、いったんマリオの仲間になって一緒に冒険をするんです。けど、やっぱり最後は悪役に戻ってほしいところにJr.の話ができて、その親子の情で悪役に戻るという、物語のアウトラインができたんですね。
ちょうど前作でクッパが小さくなっているのもすごく相性がよかった。小さいクッパが戻る。友達になる。やっぱり息子のためにもう一回悪役に戻るっていう、あらすじができたんですね。

ーー 家族関係などを描かれるうえで意識されたことや、好きなシーンを教えてください。
宮本 たくさんあります。
いったん友達になったクッパが裏切るというのは、どれぐらいの精神的な変化があったらいいのかというところを、親子の情、それも人形劇で表現したところです。そこがすごく楽しくて。
宇宙を全部ぶっ壊してやるみたいな、とんでもない具体性のない話なんですけど、それってもともとはベッドタイムストーリーとしてできた、おとぎ話だったという。
子供がそれを本当に形にしようとしたから、荒唐無稽で、すっごくハマったんです。だからあそこの「ドッカーン」とか言ってる親子の掛け合いは、収録でも本当に楽しくてすごく気に入ってます。
もうひとつは、Jr.がフォックスにやられて、切り札のバズーカを出すじゃないですか。それをクッパが「そこまですることはないんじゃないか」って言う。
クッパはそう言ってるのに、それを見たマリオは「あいつ裏切ったな」って言うんですよ。あのズレが、アニメとして程よくずれて良いかなと思っています。
もうひとつは、序盤のマリオとクッパのやりとりです。
(マメキノコで)小さくなったクッパが「俺を殴れ」っていうシーン。敵を殴る(ダメージを与える)ことが助けることになっている。これもなかなか、マリオでしかない世界ですよね。
…最近「(大きくなるには)スーパーキノコじゃないとおかしいじゃないか」とツッコミを受けているんですけども(笑)。
で、「殴ってみろ」と言われて殴ってしまって、クッパに逆襲されるかというと、キスをすると。あのシーンは序盤から盛り上がっていて楽しいと思っています。

宮本 もうひとつ。凶悪な敵が出てきて、ヴィランが出てきて、それを倒しに行く…にもかかわらず、じつはこの映画、誰もやられていないんですよ。誰も倒してないのになんとなく倒したようなストーリーにまとまったのが、マリオらしくて良いなと思っています。
…あんまりしゃべりすぎてしまったから、これは24日の公開以降でお願いします(笑)。

◾️ピーチやロゼッタの設定はどのように決まっていった?
ーー ピーチの出生の秘密やロゼッタとのかかわりは、どのように決めていったのでしょうか?
宮本 1作目では、ピーチが空を見て、自分がどこからきたのか、とかギャラクシーのことをちらっと言うシーンがあるんです。実際、ニューヨークから来たのではないとすると、あの土管はどこにつながっているのか? たぶん宇宙じゃないかな、みたいな話が出ていました。
ロゼッタとの関係についても、ゲームを作っていたときには、もちろん決めていませんでした。歳はそんなに離れていないだろうとか、そうやって考えて決めました。

映画によってマリオキャラクターが膨らんだ
マリオやクッパたちの豊かな表情や掛け合いが楽しい本作。
宮本さんがついしゃべりすぎてしまうほど、魅力的なシーンがたっぷりです!
さらには、ピーチの生まれなどについては映画用に作られた設定でしたが、すでに公開済みのインタビューで語られたとおり今後もゲームの方に取り入れられていくのかもしれません!
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▶︎ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー
<映画情報>

公開日:2026年4月24日(金)全国公開
声の出演:クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キー、ブリ―・ラーソン、ケヴィン・マイケル・リチャードソン 、ベニー・サフディ
宮野真守(マリオ)、志田有彩(ピーチ姫)、畠中 祐(ルイージ)、三宅健太(クッパ)、関 智一(キノピオ)、坂本真綾(ロゼッタ)、山下大輝(クッパJr.)
配給:東宝東和
監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
脚本: マシュー・フォーゲル
製作:クリス・メレダンドリ(イルミネーション)、 宮本茂(任天堂)
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