【先行レビュー】メカ!宇宙船!80〜90年代アニメ!『オービタルズ Orbitals』で好きに夢中だった“あの頃”の雰囲気を堪能しよう
新作だけど懐かしい!? 9月3日(木)発売のNintendo Switch 2 ソフト『オービタルズ Orbitals』。
雰囲気やビジュアルが少しでも好きだと思えたなら、プレイするだけで心がほっこりするような充足感を味わえること間違いなしの一作です。
目次
レトロなアニメと2人プレイ専用が特徴のパズルアドベンチャー
本作は、Shapefarmという東京を拠点とするグローバルなゲーム開発会社が開発した2人プレイ専用のパズルアドベンチャーです。
2026年2月と6月配信の「Nintendo Direct」で2回紹介されているので、実は気になっていた方も多いのではないでしょうか。

今回、発売前にプレイすることができましたので、その体感をお届けします!
ゲーム好きな家族を誘ってプレイしてみましたが、2人して真っ先に口から出たのは「なんか全体的にすごくない?」という言葉。
分類で言うと小規模開発のインディゲームだと思うのですが、プレイ時の手触りや満足感が大作と比べても遜色ないように感じられました。
そう感じられたのは「圧巻のアニメーション」「おもちゃ箱のようなプレイ感」「2人プレイ専用」という本作に詰まった3つの魅力から。
その魅力をひとつずつ解き明かしてみましょう。
度肝を抜かれるクオリティで懐かしい気持ちが蘇る圧巻のアニメーション
なにはともあれ、まずは公式のオープニングアニメーションをご覧ください。
この滑らかな動き! コミカルな表情! レトロかわいい色使い!
本作の一番の魅力は、80〜90年代の雰囲気が存分に再現されたアニメーションです。
オリジナルは英語ですが、違和感のない日本語訳に加え、日本語の吹き替え音声も用意されているという徹底ぶり。
動画では日本語字幕が表示されていますが、ゲーム内の設定で字幕をオフにすることも可能です。
ゲームをプレイしていると、本当に当時のアニメーションを見ているような気分を味わえます。
本作は、このようなアニメの世界に入り込み、主人公のマキとオムラとなって広大な宇宙を冒険するゲームです。


冒険は「宇宙船パート」と「キャラクター操作パート」に分かれて進み、宇宙船パートでは砲撃手と操縦手に役割が分かれます。
砲撃を駆使して敵や小惑星などを撃ち落とすのが砲撃手、機体を操作して目的地に向かったり敵の攻撃を回避したりするのが操縦手です。

キャラクター操作パートでは、持ち込んだ装備を活用しながら宇宙にある廃船や惑星を探索します。
使える装備はマキとオムラで共通なので、役割はキャラクターに関わらず自由に選択できます。
船内に設置されている装備は3種類です。
ロープを射出して物を引っ張るスクラップフック。
高温のビームを発射できるビームキャノン。
水を放出できるリキッドランチャー。

探索に必要なものが3種類から自動で選択され、その装備を駆使してステージを攻略していきます。



ステージを進む際のカメラワークにも臨場感があり、装備を使うアクションのひとつひとつにも丁寧でコミカルなレトロ感が含まれていて思わずニヤリ!
マキとオムラも「ここはこうやったら進めるんじゃないか?」みたいなことをゲーム内で会話し続けてくれるので、画面も音声も常に賑やかです。
体感はプレイできるアニメーション!
ゲーム内にはネコや謎の生物とたわむれるといったキャラクターのちょっとした動きがたくさん仕込まれているので、惑星や宇宙船をついつい細部まで調べたくなってしまいます。
このゲームでしか味わえない、自分の手でアニメーションを動かすという満足感!
ぜひとも実際にプレイして感じてほしいです。
パズルにアクションに音ゲーまで!? おもちゃ箱さながらの多彩な遊び
宇宙の廃船や惑星には、2人で協力しないと解けない謎や進めないステージが多数登場します。
物語を進めていくと一筋縄ではいかない仕掛けがどんどん登場し、ゲーム慣れしているプレイヤーでも満足できること間違いなし!
仮に失敗しても直前からすぐにリトライできるので、難しいポイントを何度でも挑戦しやすくなっています。
残機の概念もなく、失敗するデメリットはほとんどありません。
ゲームが苦手でも、「ああっずれた!」「ごめん、やらかした!」などと笑いあいながらプレイしやすくなっています。

基本は謎解きアクションですが、飛行船のような乗り物に乗って狭い通路を進んだり、特定のステージ内のみで使える特殊な装備による限定アクションで謎を解いたりと、仕掛けのバリエーションは多種多様。


3Dアクションから2D横スクロールアクション風に切り替わる場面もあり、シーンが変わるたびに毎回ワクワクできてまったく飽きません。

ゲームを進めていくと、自分の色を考えながらボタンを押すゲームや、音楽にあわせてボタンを押す音ゲーのような遊びなど、ミニゲーム的な要素も続々登場します。
似たシチュエーションが続くことは少なく、常にドキドキの展開が待ち受けているのです。


楽しさがどんどん飛び出してくる様子は、まさにおもちゃ箱。
アニメーションという見た目の魅力はもちろん、ゲーム部分もしっかりと楽しめます。
2人プレイ専用でプレイ方法は3種類!
本作の遊び方で特徴的なのは「2人プレイ専用」のパズルアドベンチャーだということ。
友達や家族などといっしょに楽しむゲームなので、1人プレイ用のモードは用意されていません。
そのため、本作の一番のハードルは、いっしょにプレイしてくれる人を探すこと。
筆者の場合は家族に声をかけたのですが…
ゲームを誘う時に、「2人プレイ専用のゲームがあるけど…いっしょにやる?」のような、小学生が初デートに誘うかのような絶妙な言葉遣いになったり。
「え、まあ別にいいけど…」という素直になれない返事がかえってきたり。
お互いの操作ミスや変な動きに「なにやってんの?」とツッコミあいながらプレイしたり。
ビームキャノンの操作に手間取り仕掛けが解けず、全然進めなくて2人で笑い転げたり。
苦戦しながらボスを倒せた際には、「やった!」と言いながら顔を向き合わせたり。
そのすべてから童心を思い出せた、といいますか。
いい大人が2人して、夢中になってゲームをプレイできていたと思います。

なお、プレイ方法は大きく分けて3種類。
1.ローカルプレイ
2.おすそわけ通信
3.オンラインプレイ

インターネットを介したオンラインプレイも可能なので、場所にとらわれずに2人プレイを体験できます。
どの方法でも画面の見え方に大きな違いはないので、一番遊びやすい方法を選びましょう。
少しややこしいと思う人もいるかもしれないので、簡単にまとめてみました。
ローカルプレイの遊び方
ソフト1個・本体1台の基本的な遊び方です。
隣同士でひとつの画面を共有してワイワイ楽しめ、それが懐かしさとマッチする感覚も強いので、個人的にはローカルプレイをおすすめします。
当然ですが、友達や家族と2人集まってローカルで遊ぶためには、コントローラーが2個必要となります。
Joy-Conを分割したプレイには対応していないため、Joy-Conで遊びたい場合は2セットが必要。
もちろん、Joy-ConとNintendo Switch Proコントローラーといった組み合わせでも遊べます。

コントローラーのイラストがそれぞれ用意されていて、選択時にシャキーン!とアニメーションするのも愛を感じますね!
おすそわけ通信の遊び方
ソフト1個・本体2台がそろっている場合は、おすそわけ通信でも遊べます。
近くの人の本体にソフトを送る「ローカルユーザーとのおすそわけ」のほか、ゲームチャット経由ならインターネットを介したプレイも可能です。

おすそわけ通信を選ぶと時間もあまりかからずにスムーズに2人プレイが始められるので、テレビモードでプレイできない場合や、コントローラーは複数ないけれど本体が2台ある場合におすすめです。
ゲームチャットがすでに設定済み、もしくはよく使っている方は、ゲームチャット経由で誘うのが一番気楽だと思います。
より詳しく知りたい方は、任天堂公式のおすそわけ通信の紹介ページもご覧ください。
オンラインプレイの遊び方(グローバルフレンドパス)
ゲームチャットを使用せずにインターネットを介して離れた友達と2人プレイを楽しみたい場合は、グローバルフレンドパスを利用します。
前提として、ソフト1個・本体2台が必要です。
また、ソフトが入っていない方の本体に『オービタルズ Orbitals:グローバルフレンドパス』(無料)をダウンロードする必要もあります。
グローバルフレンドパスはソフト本体と同じくらいの容量(約13.3GB)があってダウンロードにも時間がかかるため、遊ぶ直前ではなく事前にダウンロードを済ませておくことをおすすめします。

ホスト側(ソフトを買った方)にて「招待する」を押すとフレンド一覧が表示され、そこからユーザーを選択すると参加側(グローバルフレンドパスを入れた方)に招待が届きます。
参加側は「参加する」を選ぶだけ。
片側は、無料かつ簡単に2人プレイに参加できるのです。

参加側はホスト側に協力するような形になるため、ゲームの進行度はホスト側に依存します。
ただし、ゲームは複数のチャプター(章)に分かれているので、「続きから」プレイするだけでなく、好きなチャプターを選んでいっしょにプレイすることも可能です。
ゲームチャットやグローバルフレンドパスを使えば、放課後に友達が遊びに来てちょっとずつ遊んでクリアを目指す、みたいな懐かしい遊び方を、インターネットを介して再現できるのではないでしょうか。
3つの魅力があわさって生まれた古くて新しいノスタルジックなおもしろさ
筆者は30代なので、80〜90年代のアニメは雰囲気でしかわかりません。
それでも本作をプレイしていると、温もりや懐かしさのようなものを感じました。
子供のころ、友達と夢中になって日が暮れるまでゲームで遊んだあのノスタルジー。
それは間違いなく本作の中に存在しています。
多様化した現代、2人プレイ専用というのは少々ハードルが高いかもしれません。
それでも、なんとなく気恥ずかしかったとしても、誰かを誘ってプレイしてみてください。
『オービタルズ Orbitals』には、その壁を破る価値があるほどの古くて新しいおもしろさが詰まっています。

(ライター・河村六四)
<関連リンク>
▶︎ オービタルズ Orbitals 公式サイト
▶︎ オービタルズ Orbitals Nintendo Store公式サイト
<製品概要>
発売日:2026年9月3日(木)
価格:パッケージ版:6,980円(税込)/ダウンロード版:5,980円(税込)
対応ハード:Nintendo Switch 2
メーカー:Kepler Interactive
▶︎公式サイト
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